働き方

人生において「失敗」を後悔する必要がない理由

投稿日:2016年11月21日 / by 瓦版編集部

変人・安田の境目コラム

4章に分かれる私の人生

私の人生を文章に例えるなら、それは大きく、4つの章に分かれます。まず第1章は18歳までの私。大阪の堺市で生まれ、地元の小学校、中学校を経て、私立桃山学院高校を卒業するまで。

america

自分が希望した高校に進学しましたが、やはりそれは与えられた人生。選んだように見えて、選ばされてきた人生とも言えます。

第2章は、アメリカで暮らした5年間。とにかく日本を離れたかった私は、18~23歳までの青春時代をコーバリスという田舎町で過ごしました。大学しかない小さな街。そこで生まれて初めて真面目に勉強し、テニスやゴルフを覚え、週末になると酒を飲み、少しずつ大人になっていったわけです。

アメリカで得たもの。それは、自由と自己責任の概念。そして、根拠のない自信。日本の良さを再認識出来たことも大きかったです。

転機となった社会人時代で得たもの

私は帰国し、社会人になりました。就職から独立、そして会社が無くなるまで。それが私の人生の、第3章です。サラリーマンとして過ごした2年。社長として過ごした20年。合わせて22年間の社会人生活。それはまさしく、起承転結の「転」に相当する章でした。

社会の仕組みを知ったサラリーマン時代。起業したものの、全く仕事が出来なかった創業期。経営を学び、会社が大きくなっていった拡大期。業績不振と借金で首が回らなくなった経営末期。辛く、苦しいこともありましたが、今振り返っても後悔することはありません。かけがえのない時間と経験。素晴らしい第3章でした。

会社が潰れてからの3年は、人生で初めての空白期間だった気がします。第3章でもなければ、第4章でもない。空白としか言いようがない期間。もちろん、仕事もしていましたし、普通に生活もしていました。別に落ち込んでいたわけではありません。ただ、ストーリーは止まっていたのです。

3年間の空白期間のあと、結局、私は社長に戻りました。でもそれは、第3章の続きではありません。全く新しい第4章の始まりなのです。

第4章は私の人生の最終章でもあります。ただし、人生をまとめるための最終章ではありません。新たなストーリーを始めるために書く、最終章なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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