働き方

発想の転換で実現する人生のトランジット

投稿日:2013年7月24日 / by
空港のトランジット

人生の岐路もトランジットできたら…(平城氏撮影)

空港でトランジットを繰り返していると感じることがあります。

「人生も気軽にトランジットできたらどれほど楽だろう…」。人生においても様々な岐路があります。それぞれのターニングポイントを空港でのトランジットのように、、と思いませんか?

でも実は、人生におけるトランジットも、発想を変えればそれほど難しく無いのです。

『企業が自分を守ってくれる』。今の時代にそんな風に思っている人は殆どいないとは思います。しかし、自分のキャリアプランを考えた時に、『企業ベース』になっている方は、まだまだ多いのではないかと思います。

私はこれを、『自分ベース』に切り替えることが重要だと思います。これからの時代を生き抜いていくためには企業にぶら下がる、という発想ではゴールにはたどり着けません。もっと噛み砕いて言うと、『自分の興味のあること、やりたいこと』を実践して行く勇気を持って欲しいのです。

会社に残ることはリスク

「海外に出たい」と思えば、出ればいいのです。『世の中そんなに甘くないよ』と言われるかもしれません。しかし、だからといって会社に残る理由はありません。ズバリ言えば、会社に残ること自体が、リスクだからです。

『世の中はそんなに甘くないよ』。この言葉は、会社に残っている人達にほど意識して欲しいのです。会社が自分を守ってくれるほど、世の中は甘くありません。社員や家族のために会社はクビは切らない、切れない。仮に会社がそう思ってくれているとしても、それはよほど景気がいいときか、その本人が実力者であるか、という場合に限られるでしょう。

残念ながら、いまはほとんどの会社が余裕がありません。だから儲かっていても社員に還元されないのです。それだけならまだしも、余裕がなくなくなったらリストラを断行します。これがいまの日本企業の現実です。

これからの時代は、『いかに人のしていない経験をしたか』が、自分の価値になります。逆にいうと、自分のしてきた経験を他の人もしている場合、他の人が自分にとって代わることができます。代替可能な人材には価値はありません。

だからこそ、他の誰もが経験していないことを経験すると、成功しても、失敗しても、『あなただけの経験』として、世の中に語ることができるのです。つまり、今現在、『あまり人がやっていない仕事』に就いている方は、非常にチャンスなのです。
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海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
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