働き方

生涯現役が標準になる時代も近い…

投稿日:2015年9月10日 / by 瓦版編集部

お毒 こないだね、早期退職して、いまは「毎日が日曜日」のシニアが来店したのよ。なかなかのイケメンでいい雰囲気だったわ。大企業で部長でもやってたって感じね。

猫田先生 悠々自適でうらやましいもんだな。たっぷりと退職金をもらって、余生は安泰なんだろうな。

お毒 それがね、お金の余裕はあるみたいなんだけど、もう飽きっちゃったみたいなの。毎日ジョギングしたりテニスに行ったりしてるみたいなんだけど、心の芯からの充実感は湧いてこないんだって。贅沢な悩みよね。

毒舌家

編集部ニシ ある富豪を取材したときにその人が言っていたことを思い出します。「十分にお金はあるが、仕事をしていないと、余暇が楽しくないんだよな」というんです。やはり労働というのは、人間にとって、全くないというのはあまりよくないんですかね。毎日残業じゃ、イヤになりますけど。

へん0お毒 美人は三日で飽きるというの一緒かしら…。

編集部ニシ 似てるけど違うんじゃないですか。オンとオフというかメリハリというか。バランスとして必要な要素なんでしょうね。ま、疲れるからマッサージが気持ちがいいんであって、疲れてなければ必要ないでしょ。労働で疲労するから、余暇で発散できるというバランスでしょうね。

猫田先生 ある研究によると、“生涯現役”の人は、より健康的であるという結果が出てる。定年が伸びてるが、そうはいってもリタイアする人も少なくないが、年を取っても働き続けた方が、高齢社会にはいいんだよ。大体、やる気も能力もあるのに、定年だから辞めるってのはおかしな話だしな。

お毒 十分働いたからゆっくり余生ってことでしょ。いいじゃないの。

猫田先生 それがボケを促進するだよ。それにいまは、定年後もある程度裕福に暮らしていくには少しでも収入がねぇと苦しい時代だしな。もはや余生なんてねぇんだよ。生涯現役の時代だよ。

ニシ 自分は自由人のクセによく言いますね。ただ、企業も優秀な人材を確保する中に、しっかりとシニア層も視野に入れ始めています。日生が5年以上勤務のパートの無期雇用切り替えを決めました。トヨタは定年前の待遇維持を65歳まで延長します。人口減少時代に優秀な人材の確保はますます難しくなっていますが、シニアは豊富な経験があり、実績は保証されています。体力的には多少衰えているとしても戦力としては十分に活用できますからね。今後は、単に定年が伸びるだけでなく、スキルや業種にもよるでしょうが、待遇面でも落ちることのない流れが出てくるかもしれません。

nekodaBup猫田先生 いままでは優秀な技術者も定年でバッサリ切り捨てたりしてたから、どんどんアジアに流れていったってこともあるしな。若者には若者の良さがあるが、シニアには確実な技術がある。これをバカにしちゃいかんよな。

ニシ そもそも市場にシニアが増える時代なんですから、シニアの視点がないと、市場ニーズに合ったアイディアだって生まれませんしね。コスト負担だお荷物だとばかり言ってましたが、いまになって人材不足を実感したのか、教育コストの重要性に気付いたのか、シニアの価値が再浮上の兆しですよね。

お毒 シルバーシートみたいに、やる気のある人は定年にこだわらず、優先的に無期雇用に切り替える方式にすればいいのよ。その代り、給与は人数割り。そしたらコスト問題も解決できるでしょ。優秀なシニアに「毎日が日曜日」はもったいないわよ。

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