企業風土

入社前に知っておきたい。これからの時代を生き抜ける経営者を見抜くポイント

投稿日:2016年9月26日 / by 瓦版編集部

性格の悪い社長が会社を潰すを理由

社長の性格が会社の業績に直結する時代になった。これからの時代、社長の性格が悪いことは、企業にとっての致命的な欠陥となるだろう。

まず、性格が悪い経営者の元には、良い人材が集まらない。まともな人材は、そのような社長の下で働きたいとは思わないからだ。仕事に好き嫌いを持ち込んではならない、などという主張はもはや通用しないのである。

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本来、人間が持つ「好き嫌い」という感覚は、非常に感度の良いセンサーなのだ。モノが無く、損得が優先された時代にはこのセンサーが封印され続けてきた。だがモノが溢れ、豊かになった現代においては、好き嫌いこそが最優先の指標となる。

どんなに安くても嫌いな店では買い物をしないし、どんなに給料が良くても嫌いな会社では働かない。性格が悪い会社には、損得ばかり考えて社長の顔色を伺う人材や、価格以外では見向きもしてくれない顧客しか、集まらなくなるだろう。

もちろん、性格が良いだけでは会社経営は出来ない。経営にはスキルも必要である。だたし、その比率は大きく変わりつつある。これからの時代の経営者には、スキル以上に人格が求められる。とは言っても、聖人君子のような人格が求められているわけではない。必要なのは人への優しさと、素をさらけ出せる大らかさ。

利益を最優先に考えず、社員を大切にする社長。そういう社長の元には、利益を最優先せずに顧客を大切にする社員が集まって来る。社長が社員を大切にし、社員が顧客を大切にし、顧客はそういう会社のファンになっていく。これこそが次世代のブランド経営である。

そしてもうひとつ、重要なのは素の経営を心がけること。良いことも、悪いことも、出来ることも、出来ないことも、素直にさらけ出してしまう。駆け引きせず、見栄を張らず、出来ることに全力を尽くす。そういう会社が好かれていく。

「ありのまま」がキーワード

女性にモテるだけでなく、同性からも好かれる男性。そういう人材に共通するのは、弱点を素直にさらけ出せる性格だ。見栄を張らず、変な駆け引きもせず、弱点も、恥ずかしい部分も、隠さず見せてしまえる性格。頭脳明晰なわけではなく、モデルのようにカッコいいわけでもなく、人格者であるわけでもない。ただ素直で、人に優しく、感情の起伏の激しくない人。そういう人が、周りから好かれるのだ。

これからの時代、好かれることは非常に重要な要素である。好かれる会社には、働きたい人がどんどん集まり、お客さんも集まって来る。嫌われる会社には、働きたい人が集まらず、お客さんも離れていく。尊敬される会社ではなく、専門家に評価される会社でもなく、
周りの人に好かれる会社。それこそが、これからの時代に必要とされる会社なのである。

好かれる会社は、好かれる社長からスタートする。まずは見栄を張らず、ありのままの自分をさらけ出してみることだ。能力の無さも、性格の悪さも、さらけ出した上で改善していけばいい。必要なのは畏怖でも尊敬でもなく、好感なのだから。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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