企業風土

能力か忠誠心か。評価法を迷っています【悩むなら聞け!】

投稿日:2015年4月7日 / by 瓦版編集部

~仕事・働き方のエキスパートがズバリお応えします~

<質問>

「能力が忠誠心かどちらで評価すべき悩んでいます」

社員の評価について質問です。とても有能ですが、時間的に制約のあるA。並みの能力ですが、会社のために身をささげてくれるB。どちらの報酬を多くするのがい いのでしょうか。スキルだけで判断すれば、もちろんAですが、小さな会社ですし、あまり差を付けたくありません。社員のやる気を下げずにうまく評価する方法があればご指南ください。(36歳女性経営者)
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【回答】

「社員に誤解を与えないようにすることが大事です」

社員の評価は、特に会社を大きくしていくというなら、どこかのタイミングでルール化すべきなので、経営者として何を従業員に求めるのかということを 評価基準として明文化すべきです。

この質問の書き方だと、

・「スキルによる成果は考慮しない」が、「時間を使ってでも対応してくれる」ことを大切にしたいのか、

・「時間を使ってでも対応してくれた」結果として 総合的なアウトプット量が時間制約のある人と同じ量になるなら「給与も同等とする」のか、

どちらなのか、社員に誤解を与えると思うので、明確にすべきでしょうね。そこがあいまいだと、後々トラブルが発生するでしょうから。

 会社を小さいままで進めていくつもりなら、AとB両者が、評価としてどのようなことを望んでいるのか(給与でなく、ポジション・福利厚生・研修などかもしれない)をヒアリングし、会社としてそれぞれを満たしてあげるのもアリかと思います。みなが納得できる妥協点があれば、そこで折り合いをつけることで、いいムードで働いていけるんじゃないでしょうか。

 ただ、一個人としては、その考え方で会社経営ってどうよ、とは思ってしまいますけどね。つまり、経営者として社員の成果を第一に求めない=会社としても成果第一でなくなる。だったら「何も変えない・ずっと固定給」にしておいたら?とか思っちゃいますね。そうでなければ、会社としての方向性にもぶれが生じてくるんじゃないでしょうかね。


kouno<回答者プロフィール> 河野理愛
1982年生まれ、徳島県出身、慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中の2001年にNPO法人を設立、代表として経営を行う。2005年にソニー株式会社入社。カメラ事業を中心に、経営戦略・商品企画に従事。2011年に株式会社ディー・エヌ・エー入社。ソーシャルゲームの海外展開を担当。2013年3月、コグニティ株式会社を設立。

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