変えたい働き方トップはまさかのアレでした
働く人の実態を探る、瓦版「働き方白書」。今回は、「いまの働き方を変えたいか」をテーマに調査しました。一体、どんな回答が集まったのでしょうか。
調査は「仕事相談室」コンテンツ下に設置したフォームで集計。回答は全部で138人から集まりました。内訳は男性58人、女性80人。年代は20代71人、30代41人、40代23人、その他・未回答3人です。
では見ていきましょう。「いまの働き方を変えたいですか」の質問に対してはなんと96%が「はい」と回答しました。圧倒的多数が、働き方に何らかの不満があるという裏返しといえる結果となりました。
その原因の一端が分かる質問もしています。「変えるとしたら何を変えたいですか」。トップは「会社自体」が28%、2位が「勤務時間」で22%、3位が職種(19%)、4位が上司11%、5位給料7%と続きました。
トップが「会社自体」というのはうなずける半面、もはや働き方を変える次元の話ではないというのが、なんとも悲痛です。2位が「勤務時間」というのも、自分でコントロールできているのか、と考えれば、なかなか深刻な状況のようにもみえてきます。
3位の「職種」は、社内における“職種格差”があることをにじませる結果といえますが、これは実現の可能性はあるのではないでしょうか。4位の「上司」も訴え方によっては、自身の異動も含め、可能性はありそうです。「給料」が7%というのは、意外なような気もしますが、もはやお金よりも居心地や価値観の方が大事なのかもしれません。
「働き方を変えたいか」というテーマの今回、変えたい人の多さは予想以上でしたが、変えたいトップが「会社自体」だったのは、質問の狙いからすると少し想定外でした。あくまで最悪の場合だろうと想定してましたが…。企業も「会社自体を変えたい」といわれないよう、気持ちよく働ける職場づくりに力を注いでほしいものです。