企業風土

職場を盛り上げることが重要な4つの理由

投稿日:2016年2月9日 / by 瓦版編集部

2回目を迎えたグッド・アクション

職場が盛り上がれば、売り上げが増大する--。働き方が、新しいスタイルへとシフトする中で、売り上げアップの方程式も変化しつつある。資金力、人材力、販売力。この3つが揃っていれば、業績は安泰。そんな時代はもはや風前の灯。いま、企業の業績に大きな影響をもたらすのは、「職場の盛り上がり」だ。

管理職を全社員の総選挙で選ぶ制度を取り入れた(株)オンデーズは、50%だった離職率が10分の1に改善。50代社員とその上司約500人との面談を一人の担当者が行ったNTTコミュニケーションズ(株)は、約8割の社員に変化が認められた。毎月10個の社員発のオフィス環境改善を実施するコクヨ(株)は、「会社は応えてくれる」と社員との信頼関係が強固になり、やりがいがアップ…。

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2回目を迎えたグッド・アクション(主催:リクルートキャリアの転職情報サイト「リクナビNEXT」)で紹介された職場を盛り上げる15の事例は、いずれも社員のやる気を引き出し、そのパフォーマンスが最大化される方向に機能。業績ともガッチリ連動し、好循環をもたらしている。あくまでも、社員のことを中心にした施策の数々。そこには、売り上げアップという“下心”は透けてこない。

なぜいま、企業は職場を盛り上げる必要があるのか

同イベントの審査員を務める一橋大学大学院商学研究科教授の守島基博氏は、こうした取り組みについて次のように分析する。「いま、働く人と企業の関係が変化してきています。企業を選択する上で、働きがいや働きやすさで選ぶようになってきた。そのため、企業は従業員に選ばれ、評価される企業になることが求められている。人事部門も経営のためでなく、働く人のための戦略人事が重要となっている。つまり、働く人を元気にし、同時に会社のためになる仕組みづくりが求められているのです」。

単に居心地のいい職場ではなく、そこに明確なビジョンがあり、社員が、その内面から事業に関与したくなるような仕組みづくり。画一的で統制型の人事から脱却した、個々にも目を向ける多様で創造性ある人事が、これからの時代を生き残る人事のスタイルとなる--。それはつまり、会社の知名度や規模でなく、盛り上がる職場を創れる企業のみが、業績を伸ばし、優秀な人材を引き寄せられるということだ。

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まさに、規模の大小にかかわらず選ばれた15の取り組みは、見事に制度としてフィットし、社員の可能性を最大化。その結果、売り上げも伸ばし、採りづらかった優秀な人材の獲得も実現している。紹介された事例を参考にし、職場を盛り上げることに成功すれば、その結果、業績の向上につながるかもしれない…。職場を盛り上げる。かつての働き方では、どちらかといえば軽視されがちだった取り組みが、いまや、企業にとっての重要事項となりつつある。

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