企業風土

半沢はなぜ出向なのか

投稿日:2013年9月24日 / by

おっちょこちょい伝衛門 いっ、いきました。平均42.2%(関東地区)でやんしたよ。関西地区ではなんと平均45.5%。平成最高の数字が出たでやんす!

お毒 なに興奮してんのよ、半沢ちゃんの最終回でしょ。オネェ仲間じゃ、平均視聴率80%を超えてたんじゃないかしら。当然の結果よ。金融庁の黒崎ちゃん、良かったわネェ。もちろん、半沢ちゃんも最高にかわいかったけどね。アタシもあんなオトコ、一度でいいからいじめてみたいわ。

伝衛門 どこに食いついてんですか! 大和田常務とのタイマンバトルのシーンはもう最高にしびれたでやんす。最高級の演技ってあんなにすごいんっすね。歌舞伎、時代劇、現代劇、全てのいいところが全て凝縮されたって感じで、あっしはあのシーン一度も瞬きせずに画面に食い入ったでやんす。

お毒 岸川業務統括部長と黒崎ちゃんは怪しいわね。大和田常務にヒミツの現場を目撃されたのよ、きっと。アタシも思わず想像しちゃったわよ。なんで岸川部長の奥さん役が松居直美だったのか…。なんだか違和感あったのよねぇ。でもああいうことだったのね。細かいわぁ。キャスティングも最高だったわね。

伝衛門 じぇじぇじぇ。ってポイントずれてますぜ、ネェさん。ほとんど妄想だし。でも確かに松居直美ってのは、なるほどですね…。それにしてもアッシはあの大和田常務の土下座シーンは、夢にも出てきたでやんす。あれひとつで「100倍返し」が説得力を持ちましたね。反重力の世界のようなものすごい演技でやんした。「やれーっ」と言ったときの半沢にもしびれましたけどね。相手は常務なんすから。

猫田先生 クライマックスシーンで半沢が幹部を相手に銀行マンの歪んだ体質をバッサリ切り捨てただろ。アレは、サラリーマン視聴者には痛快であるとともにグサッときたんじゃねぇか。社畜が蔓延する日本のサラリーマン社会に対する痛烈なメッセージだな。あんなことをズバッとあんな場でいえる奴がいれば、日本も一気に再興できる、とまではいわんが、ほんの少しでも言いたいことややりたいことを主張するようになる奴が出てくれば、まだまだ日本経済も捨てたもんじゃねぇゼ。

毒舌家

お毒 確かにうちの店に来るサラリーマンは、飲んでは愚痴、飲んでは愚痴。だったら、直接、上司に言えばいいのに、ってのばっかね。愚痴が肴じゃ、ガスが抜けるだけで、サラリーマンとしての昇格なんて望めないわね。せいぜい現状維持よ。あくまでも、自分のできないことをやってくれてる、ってことに共感してたくさんの人が毎週見てたのかもね。

伝衛門 ウルトラマンと一緒でやんす。怪獣を相手にカラータイマーの点滅というピンチもクリアして、最後は必殺技でやっつける。アノ時は自分がウルトラマンの気持ちで見てるでやんすからね。翌日は教室で「シュワッチ」。半沢の翌日は、オフィスで「倍返し!」っていうだけ^。

物知り
猫田先生 頭取が半沢に出向を言い渡したラストーシンについては、いろいろ意見があるようだが、ワシは最高の結末だと思ってる。なぜ、悪者が軽い処分で正義のヒーローがひどい処分なのか…。そもそも、そうした見方自体が間違ってる。銀行マンでなく、人として頭取が判断したんだ。大和田常務は、左遷ならもう立ち直れない、半沢は苦境をさらにチャンスに変える。そう判断したんだな。それに常務の土下座によって半沢の宿願は十分に果たされた。経営的なメリットも鑑みた見事な“大岡裁き”だよ。勘違いして、半沢のように上司に正論でたてつくことに躊躇するサラリーマンが増えないことを願うぜ。

お毒 なんだかドヤ顔で渋い解釈しているじゃないの、お兄さん。アレは単に続編をするためのラストでしょ。あ、でも原作と同じだものね、って原作にも続編があるわね。次はアタシ、黒崎ちゃんの部下役で出れないかしら。いい仕事するわよ。ねぇ、誰か知り合いいないの…。

伝衛門 いても紹介なんて絶対にしませんよっ。そんなことになったら視聴率が半沢直樹、じゃなくって半分急落になるでやんすよ!。これ以上、歴史的ドラマの余韻を汚さねぇでくださいっ。

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