企業風土

消費税増加に伴い切手も値上げ

投稿日:2013年12月4日 / by

ハガキが52円、手紙が82円に

手形消費税が増税される2014年4月から、ハガキや手紙の郵便料金を値上げするという発表が日本郵便からあった。一般的に使う通常の官製ハガキ一枚を送付するのに今まで、50円だった郵便料金が52円に、また一般的な手紙(厚さ1cm以下、縦23.5cm×横12cm以下、重さ50g以下)の料金が80円から82円になるというのだ。

1989年(平成1年)4月1日、消費税が3%課されたときには、当時ハガキ一枚40円の郵便料金が41円になり、手紙一通60円の郵便料金が62円になった。その後、1994年(平成6年)1月24日にハガキ一枚が50円となり、手紙一通が80円となった。この調子でいくと、消費税が10%になる2015年には、ハガキ一枚が60円となり、手紙一通が100円となるかもしれない。

一年あたりの手紙流通量は、微量ではあるが年々減ってきている。一時期45億枚発行された年賀はがきもここ数年では、35億枚強に留まっていることを考えると、いくら税制の改定とはいえ郵便料金の値上がりは、さらに手紙、ハガキ離れを加速させる要因に成りかねない。

生活に根付き始めている消費税

消費税増加は、この先も生活のいろいろなところに影響を及ぼしそうだ。家庭では生活必需品の値段が上がることに頭を抱えることになるだろう。さらには、JRに代表される鉄道各社も値上げを表明している。ICカードでの決済をすることで、多少の恩恵を受けられるとはいうが、値上がりは値上がりである。

他には、飲料業界の値上げにも注意が必要である。消費税が課税される前の1989年まで長い間、缶ジュースは100円という値段で落ち着いていたが、消費税が3%になったときに、110円として販売されるようになった。そして、消費税が5%になった時にはさらに10円の値上げがあり、基本的に缶ジュース一本の値段は120円になった。現段階ではまだ発表されていないが、ベンダーで買える飲料の値上げも確実に起こってくるだろう。

消費税を巡る値上げ状況には、引き続き注目していきたい。

 

 

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