企業風土

テレワークで田舎へ移住、はうまくいくのか?

投稿日:2015年10月1日 / by

お毒 あっという間に10月ね。今年も残りあと4分の1。ウチの9月の売り上げは前年比4分の一。やんなっちゃうわ、もう…。

猫田先生 10月は値上げも結構あるし、ますますピーピーになりそうだな。同情するが、金はやらん!。

お毒 もう店を畳んで、田舎へ引っ込もうかしら…。限界かも。

毒舌家

編集部ニシ 確か田舎は山口県でしょ。あっちへUターンして、店を開けばいいじゃないですか。スナックだけじゃ、さすがに厳しいですが、昼は定食屋、土産物屋を兼ねれば、いまよりはいんじゃないですか。物価だって都心より安いわけだし。

へん0お毒 アッチには人がいないからわざわざ家賃の高い都心でやってんのに戻るメリットなんてないでしょ。客よりクマの方が出そうよ。

編集部ニシ ところが、いまは地方がジワジワと活気づいてるんです。地方創生もありますが、テレワークを活用して若者も田舎へ移住をしているんです。ちょっとしたコミュニティになってるようなところもあるんです。そうしたエリアに狙いを定め、移住すれば、うまくフィットする可能性はあると思いますよ。

猫田先生 テレワークか…。随分前に一度注目されたがうまくいかなかったよな。結局、離れてることによる不便が、テレワークの利便性を上回れなかったんだな。離れて仕事をする必然性がないのに、無理やりやったことが失敗の要因だな。

お毒 わざわざ田舎で店をやる意味をアタシは見いだせないわね。ジジばば相手にするつもりはないし。コミュニティができてるとは言っても、ホントにニーズがあるのかは分からないもの…。

猫田先生 地元の飲食店だって迷惑だろうしな。その意味じゃ、オメェの得意なこけしの置物をネットで販売すればいいじゃねぇか。いくらでも土地と材料のある田舎へ引っ込んでさ。その合間にランチとスナックをやればいいんだよ。貯金崩せばなんとかなるだろ。

ニシ 政府は地方創生を打ち出してから着々と動いてるんですが、先日、その一環でもあるふるさとテレワーク推進事業の第一回推進会議が開かれました。選考を通過した地方でのテレワーク事業がスタートしています。なかなか練られたプランばかりで、うまくいきそうな予感はしますけどね。政府としてはこのアクションをどんどん情報発信することで、こうした動きを活性化させる狙いです。かつて失敗した時は必然性がなく浮ついた感がありましたが、いまは必然性があります。成功事例が続けば、一気に波及する可能性もあるんじゃないでしょうか。

nekodaBup猫田先生 本当に時間と場所に関係なく仕事ができて、しっかりと稼げるだけのスキルを持った人にとってはふるさとテレワークほどいい仕組みはねぇよな。一方で、この機運に乗って、とりあえず、地方にサテライトオフィスをつくって仕事を切り出すだけじゃ、そのうち都心が恋しくなって萎んじまうだろうな。ただ、最近は徳島県神山町のような成功事例も出てきてるし、遠隔ツールもかなり充実してきてるから、昔とは単純比較できネェだろうな。

ニシ 今回の推進会議で報告された事例では、過疎化した村に延べで人口の半分近くの人が視察に訪れたというものありました。とにかく、地方の側が受け入れに非常に熱心で協力的なのが印象的ですね。

お毒 じゃ、あたしもどこかへ移住しようかしら。誰かイケメンの村長さん知らない?

◇過去の三者三様

 

 

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