働き方

転職を失敗する人にありがちな5つの特徴

転職下手に学ぶ成功の鉄則

転職する人は、もちろん状況を好転させるのがその目的です。まかり間違っても、現状より悪くなることはない。転職活動している人は、そう強く思っているに違いありません。にもかかわらず、転職先が決まらなかったり、せっかく決まった転職先とミスマッチを起こしてしまうケースも後を絶ちません。失敗する人の傾向から、反面教師として、失敗しない転職を探りましょう。
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1:辞めてから転職活動する

これは非常に重要なポイントです。いまより状況をよくしたいのは分かります。しかし、辞めてしまっては取り返しがつきません。まさか「自分を追い込むためだ」なんて、ことはないでしょう。そうだとしたら勘違いも甚だしいです。転職活動は、雲梯のように片手で着実に棒をつかみながら進んでいくべきです。理由は明白です。もしも、難航した場合、猛烈な焦りに襲われるからです。どんな理由でも、転職活動は在職しながら行うのが基本です。こんなところで、勢いのよさを見せつける必要などどこにもありません。というより、それは「勢い」でなく「無謀」です。

2:やたら自画自賛する

営業コンテストでトップでした、同僚でいちばん出世が早かったです、TOIEC900点です…。もちろん嘘ではないでしょう。事実でしょう。しかし、それがどうしたというんでしょう。確かに素晴らしい実績です。でも、本当に自分ひとりの力で営業トップを勝ち取ったのでしょうか。出世が早かったのは、何を評価されてなのでしょうか。ビジネスシーンで商談をまとめる英語力なのでしょうか。すごい経歴や実績も実際のビジネスシーンで活かされなければ、何の意味もありません。履歴書や面接でそうしたアピールがすごい人ほど、入社後の期待外れ度が高いことは都市伝説ではありません。
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3:退職理由が薄い

「上司がムカついてさ」、「上司が無能すぎる」、「給与が安すぎる」…。会社を辞める理由として、上司批判や給与を口にするのは、非常に低レベルと心得るべしです。もちろん、理由の一つとしてあってもいいでしょう。しかし、メインの理由としてそうしたことが来るなら、どこへ移っても同じことの繰り返しでしょう。例えば給与の高い会社へ移れたとします。すると今度は「上司がムカつく」と辞める理由を上げるかもしれません。上司に恵まれた会社に移れると「給与が低すぎる」と愚痴をこぼすかもしれません。辞める理由は、いまの会社ではどうしても実現できない。それを実現するために転職したい。それくらい明確で崇高でなければいけません。

4:異業種を狙い過ぎ

せっかく転職するなら、まったく違う職種を選びたい。そういう転職をする人も増えています。それ自体問題はありません。企業の側も未経験歓迎を打ち出しているところも少なくありません。そうはいっても、ビジネスとしての未経験はいいとして、全くの未経験ではさすがに企業側も迷惑でしょう。会社は学校じゃないわけですから。せめて、趣味で没頭しているとか、知識だけは詳しい、とにかく大好きといった、強い関心がなければ、うまくいくものもいかないでしょう。そもそも、転職によって人生を変えたいなら、やはりしっかりとした準備を怠ってはいけません。驚きの転身した人のほとんどは、その裏で努力をしています。
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5:暗すぎる

何も性格が転職成功に左右するといいたいワケではありません。ただ、転職のプロセスでは面接があったり、あるいは人事担当とのやり取りがあったり、受け付けの人と顔を合わせることもあるでしょう。そんな時に、下向き加減でボソボソ口調では、やはり印象がよくありません。それに研究職だとしても、職場で全く誰ともコミュケ―ションをとらないことはないはずです。そんな時くらい、無理してでも笑顔をつくったり、大きな声でハキハキしゃべることくらいできないと、やはり評価は下がってしまいます。もしも、全く同じ経歴の2人が当落線上なら、面接官はどちらを採用するでしょうか。言うまでもないでしょう。

◇まとめ

上記5つの特徴は、何ら特別なものではありません。ほんのちょっとしたことです。だから侮れないのです。総じていうなら、転職をするにしては安直ということが、5つに共通しています。ふわっと転職活動に入るから、主観的な実績にうぬぼれ、安易に辞めてしまう。辞める理由も筋が通っていない…。結局、転職失敗以前に、一社会人として、未熟ということになります。そんな人を企業が受け入れるでしょうか。受け入れてもらえたとしても、入社がぼろが出て、居場所がなくなるのがオチです。転職を考えるなら、まず、自社の優秀な人材をじっくり観察してからにしましょう。それによって自分に足りない部分を分析し、強みをあぶり出し、それを磨く。それから転職を考えても遅くありません。

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