働き方

最新転職人気ランキングにも色濃い「働き方」の影響

2016年転職人気ランキング

人気企業のキーワードは「働き方」。(株)インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」(http://doda.jp)は、22~39歳のビジネスパーソン5,163人を対象に「転職したい会社」を調査。「DODA転職人気企業ランキング2016」としてこのほど発表した。

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トップ3は、1位 グーグル、2位 トヨタ自動車、3位 ソニー。上位常連企業が並んだ印象だが、トップに返り咲いたグーグルは、2015年7月に人事トップが著書『WORK RULES!(ワーク・ルールズ!)』で6万人の従業員が働く同社の人事・採用の仕組みを公開。先進的な「働き方」が多くのメディアで取り上げられ、改めて働き方の先端をいくことが認知されたことが後押しした格好だ。

実際、同社を選んだ人は「専門性やスキルを高められそう」、「ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう」、「働く環境・設備がよさそう」といった理由を挙げており、世界最先端をいく同社の技術力とともに、同社の「働き方」やそれを可能にする環境に魅力を感じていることが分かる。

「働き方」に関しては、カフェテリア、託児所、フィットネスクラブなどの施設を充実させた新本社への移転がニュースになった楽天が6位(前回11位)に浮上、「ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう」という投票理由が多い資生堂も8位(同9位)に順位を上げており、昨今の人気ランキングに「働き方」が重要な要素となりつつあることがうかがえる。

「働き方」に注力する企業が軒並み上昇

上位以外位でも12位のリクルート(同12位)は2016年1月から全従業員対象のリモートワークを導入、26位の味の素(前回42位)は、2017年度から1日の所定労働時間を20分短縮すると発表している。朝型勤務へのシフトを導入する28位の伊藤忠商事(同36位)、経営陣が力強く推進する「働き方改革」が注目を集めた42位のカルビー(同78位)、先進の働き方を追求する131位のサイボウズも前回183位から大幅に順位を上げている。

いずれも社員の「働き方」について企業が積極的に発信しており、企業の人気において、待遇、知名度と並び、「働き方」が重要な要素を占めつつあることが感じられる結果といえるだろう。

こうした結果を受け、DODA編集長の木下学氏は次のように解説する。「厚生労働省が発表した2016年3月の有効求人倍率は1.30倍。1991年12月(1.31倍)以来、24年3カ月ぶりの高水準となり、売り手市場が続いています。ライフスタイルの多様化が進み、働く個人は「働きやすい企業かどうか」を、企業選びの際により重視するようになっています。また政府が「一億総活躍社会」「女性活躍推進」を掲げていることも影響し、自社で実現できる新しい働き方、多様な働き方に関する発信を企業が行うケースが増えています。2016年の転職人気企業ランキングは、そうした「働き方」への注目度が大きく反映された結果となりました」。

働き方のシフトは着実に進んでいる。それは、旧来の産業・社会構造の変化に適応するための企業の進化に他ならない。そこに対応する企業に人気が集まるのは、極めて賢明で当然の結果といえるだろう。

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