働き方

こんなレア人材が欲しい。プロが太鼓判押す武器になる希少スキル3選

高待遇転職引き寄せる“武器”とは

アベノミクスが不発ぎみで、物価が上がっても財布は潤わない昨今。人材不足もあって、転職市場は活況だ。とはいえ、企業間移動はしやすくなったものの、生活苦を一変させる高待遇転職への道は決して安泰でない。やはり、“持っている者”が、転職市場でも圧倒的に強い。いま、市場で求められる武器となるスキルとはどんなものなのか…。

エン・ジャパン調べ

エン・ジャパン調べ

エン・ジャパン(株)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 孝二)は、同社が運営する、人材紹介会社集合サイトの『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )上で、同サイトを利用するコンサルタントを対象に「希少性の高い人材」についてアンケートを実施。147名から回答を得た。その結果から、今後、人材市場で求められる資質をひも解いてみる。

希少性の高い人材=高需要人材。採用のプロの実に92%がそう回答したように、レア人材のニーズはますます高まっている。では、レア人材とは具体的にどんな人材なのか。まず、そうした人材を欲しがる業種は、「メーカー」、「IT・インターネット」。職種では「技術系」、「経営・経営企画・事業企画系」となっている。変革が求められる、あるいは、変革をけん引する業種・業態でニーズが高くなっていることが分かる。

引く手あまたの高ニーズスキル3選はこれだ

そうしたことから、自ずと、求められ人材の姿が浮かび上がってくる。閉塞感を打破し、最先端の技術に精通する人材だ。具体的には、AI関連従事者新規事業の立ち上げ経験者、ビジネスレベルの英語力を有する者が、最有力となる。実際に、アンケートに回答したコンサルタントの多くが、そうした人材への高いニーズを予測している。

エン・ジャパン調べ

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「自分はダメだ」。そう思った人も少なくないかもしれない。だが、それは早計だ。なぜなら、挙げた3つは、どれも、最初の一歩を踏み出しからこそ、身についたスキルだからだ。AI関連はやや特殊だが、新規事業の立ち上げは、手を挙げれば、どの企業にもチャンスはある。ビジネス英語などは、何度も挫折しているかもしれないが、本当に本気になって取り組んだのか、ということだ。

ミドル以降の転職では、うまくいっても待遇は下がるケースも少ない。昨今は、価値観も多様化しており、必ずしも高待遇転職=成功とはいえないが、それでも待遇がいいに越したことはない。美容師が独学でプログラミングをマスターした事例もある。人間その気になれば、可能性は無限にある。いつまでたっても先行き不透明な社会では、下を向いているとどんどんネガティブになる。だったら、開き直るくらいに、前向きに興味があることにはとにかくチャレンジするほうがいいではないか。その先には自ずと高待遇転職への道も開けるハズだ。

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