働き方

凡人が“自分らしく働く”ために必要なものってなんだろう

投稿日:2016年8月1日 / by 瓦版編集部

アラサーバイト記者が考える「自分らしく働く」とは(2)

自分らしい働き方を実現するのは難しい…

自分らしく働くために社会を流浪する瓦版編集部のアラサーバイト記者ふっちー。あえて正社員という安定と距離を置きながら、しっくりする居場所を探求する。そんなふっちーが感じるのは、稼げる力がヒエラルキーにそのまま反映される現実だ。諦観しつつ、不条理も感じる。では、稼ぐ力がなく、独自の価値観を持つハミ出し者には、自分らしく働く術はないというのか…。

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「自分らしく働く」。それを実際に実現するのは、困難であると言わざるを得ない。その理由は、レールから外れた人に対して厳しい現代社会においては、自分らしさを形成し、それを維持し続けることが非常に難しいからだ。とくにお金がない人、稼げない人ほど世間や周囲からの重圧に負けてしまい、自分らしい働き方を諦めてしまう傾向にある。

自分らしく働く秘訣は、お金儲けの上手さ

一方で、お金儲けの上手い人にとっては、自分らしく働くことは、それほど難しくはない。なぜなら、お金があるから生活に困ることはないし、気に入った仕事だけを自由に選んでも、しっかり稼げるのだから文句を言われることが少ないからだ。攻撃されるとしても、せいぜいやっかみや妬み程度だろう。周囲を味方に付けやすい、賛同を得やすいという点も、強者の持つ強みと言うべきか。

極端な話をすると、現代社会は「お金を稼げる人から順番に偉い」という仕組みになっている。お金を儲けることが上手い人から順に出世をするし、自由に生きることができる。反対に、稼ぐ能力のない人間はお荷物でしかない。それは、企業で働いている人ほど顕著に感じるのではないだろうか。私の職場においても「営業は結果がすべて」という言葉が、不文律のごとく使われている。資本主義社会とはそういうものだから仕方がないが。

お金の稼げない人に権利は存在しない

ただ、窮屈なのは、お金を稼げる人の価値観や考え方が絶対的なため、お金の稼げない人間は自分独自の価値観や考えを持つことは到底許されない空気が醸成されがちなことだ。これでははみ出し者は自分らしい働き方など出来るはずもないし、見つけられもしない。

ことわざに「出る杭は打たれる」という言葉があるが、色の違う杭に対しても世間は冷たい。お金はないけど自分らしく働こうとする人、努力している人、夢を追っている人に対しても、手放しに応援されることは極稀である。それが嫌なら、自分らしく働いたうえで、お金を稼いで周りを納得させるしか方法はないのだろう。

社会的な弱者が自分らしく働くためには?

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こうやって考えると、お金は稼げないけど、自分らしい働き方に辿り着くためには、もう答えは限られているような気がする。「強靭な精神力」を身に着ける。それしかない。例えば会社に属している場合、働くうえで仕事と生活のバランスを重視している人であれば、正当な権利なのだから毎日定時に帰ればいい。好きな仕事だけをやりたいのであれば、嫌な仕事を人に任せるようにすればいい。このくらいの図々しさと傲慢さがなければ、お金を稼げない人が自分らしい働き方に辿り着くことは到底できないだろう。解雇が怖くて、私にはとてもそんな度胸はないが。

もっとも、自分らしく働くことが、会社や労働に対して人生を捧げるといったものであれば、社会において歓迎されることになるから、それはそれで楽かもしれない。でも、それが自分らしく働いているのか、働くことに全力を尽くしているだけなのか、私には正直言ってよく分からない…。


<バイト記者プロフィール>
パソコン一台片手に、仙台から上京すること丸9年。半年間の無職生活に始まり、漫画の執筆、中華料理屋でのバイト、一般商社で事務…など、一通りの“職”を体験。だが、未だ自分の道は見えずじまい…。現在は、正社員のススメを拒絶して、アルバイトとして瓦版編集部でライター業に携わる。余計なことは考えず、目の前の道をただひたすら踏みしめるように歩む様は、まさに自由気まま。趣味は、銭湯巡りとレトロゲーム。大好物は鰻丼。舟和の芋ようかんにも目がない。なぜかほのかに昭和臭が漂う、準フーテンのアラサー男。

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