働き方

真面目度で判定する、最もリストラされやすいレベルとは

投稿日:2016年9月5日 / by 瓦版編集部

真面目な人材はたくさん稼げない

言われた通りにコツコツ努力する真面目な生徒と、楽することばかり考えている不真面目な生徒。学校という閉じられた世界では前者が優等生と呼ばれ、後者は劣等生と呼ばれている。学校で評価されるのは、素直であり、真面目であり、言われた通りにやる生徒だ。

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だが社会に出るとこの評価は一変する。もちろん、言われたことを真面目にこなす人材も社会には必要だ。そういう人材がいなければ会社は成り立たないし、ビジネスモデルも機能しない。実際のところ、社会の大半はこのような人材で成り立っている。

だがそういう真面目な人材は、社会では飛び抜けた報酬を得ることが出来ない。なぜならば、言われた通りに働く人材は世の中に溢れているからだ。作り込まれたビジネスモデルの中で、真面目に、確実に、与えられた役割をこなす。そういう人材によってビジネスモデルは機能している。だが稼げない…。

社会で最も評価されるのは、実は真面目な人間ではなく、不真面目を極めた人間なのだ。もちろん、ただの不真面目では意味がない。素直じゃない、言われたことが出来ない、サボってばかりいる。そんな人間はただ上司から叱られ、首を切られるだけだ。評価されるのは現状を変える力を持った人材だ。

とことん手を抜くために、とことん楽をするために、イノベーションを起こす人材。それは極めつけの不真面目人間だ。真面目さといっても、実はレベルがある。少し真面目。かなり真面目。とことん真面目。少し不真面目。かなり不真面目。とことん不真面目。これを収入別に並べるとどうなるか。

不真面目も極めれば、大化けする

一番稼げないのは「かなり不真面目」なタイプ。サボってばかりで、ちっとも仕事をしない。これではすぐにクビになる。次に稼げないのは、「少し真面目」「少し不真面目」なタイプ。突出して良くもないが悪くもない。景気が悪ければリストラ対象になるタイプだ。

「かなり真面目」「とことん真面目」なタイプは会社から重宝される。言われたことをきっちりとこなすし、残業もいとわない。とことん真面目な人は、その積み重ねによって異次元の成長を遂げることもある。だがそれを凌駕するのが「とことん不真面目」なタイプなのだ。

矛盾するようだが、とことん不真面目な人は努力家なのだ。言われたことはやるけれども、言われた通りにはやらない。もっと楽に、もっと効率よく、もっと大きな成果を上げる方法を考える。異次元の手抜き作業や、異次元の遊びを生み出す力。それが不真面目の力なのだ。

歩きたくない!という怠け根性をとことん極め、自転車や、自動車や、飛行機までも編み出してしまう。遊びたい!という欲求をとことん極め、ファミコンや、スポーツや、ディズニーランドのような遊園地までも編み出してしまう。楽をするのであれば、とことん楽をする。遊ぶのであれば、とことん遊ぶ。そこを極めたものだけが、不真面目の力を手に入れるのだ。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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