働き方

仕事を選ぶことが悪でない理由とその正しい選択基準

投稿日:2016年11月28日 / by 瓦版編集部

私が仕事を選ぶ理由

私は、丸投げの仕事は受けません。やり方を任せてもらえない仕事も、受けません。成果の出せない仕事や、結果しか評価されない仕事も、受けません。ワガママかもしれませんが、正当な権利だと思っています。仕事を選ばないと、やる気と能力を保てなくなってしまうからです。

choicejob

やる気と能力が下がれば、当然のことながら仕事の質も下がります。その結果、顧客は離れていってしまいます。つまり、私自身が仕事を失うことになるのです。私のことが好きだとか、とても尊敬しているとか、言っていただくのはとても嬉しいです。でも成果が出せなくなれば、仕事は続きません。当たり前のことなのです。

やる気と能力を保つために、必要なこと。それは、仕事の相手を選ぶこと。そして、仕事内容を吟味すること。これに尽きると思います。とは言っても、実は私は、世間のイメージほど、ワガママではないのです。私の判断基準は、好き嫌いではありません。もちろん、心から嫌いな人とは仕事が出来ません。でもそんな人は、滅多にいないのです。

仕事を選ぶうえで大事なこと

大事なのは私の好みではなく、相手の考え方。つまり、まともな人かどうか、ということです。別に聖人君子である必要はありません。まともに仕事ができる相手であれば、十分なのです。まともな人は、無茶な要求をしません。偉そうではないし、対等に話が出来ます。言っていることに一貫性があり、途中でころころ変わったりもしません。

仕事内容に関しては、最初に書いた通りです。丸投げの仕事は受けません。やる気が出ないからです。やり方を任せてもらえない仕事も受けません。任せてもらえないと、責任が持てないからです。成果を出せない仕事は、もちろん断ります。でもそれは、ハードルの高い仕事は受けない、という意味ではありません。自分の能力や適正に合っていない仕事は受けない。ただそれだけのことなのです。

結果は求められて当然だと思いますが、結果しか評価されない仕事は受けません。それはプロセスを評価してほしいからではなく、成果が出るまで続けさせてほしいからです。報酬は大事です。でも優先順位の一番ではありません。どんなに報酬が高くても断る仕事はありますし、報酬がなくても引き受ける仕事もあります。

一番は、成果が出せるかどうか。
二番は、やりたいかどうか。
三番は、成長出来るかどうか。

綺麗ごとっぽいですけど、本当の話なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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