お金があっても必ずしも生活の充実感と一致しない理由とは｜働き方

稼ぎ方にも原因の一端が…

『お金にはある程度困らなくなったが、このまま人生を終わらせたくないんです』。こういったメッセージが、日々私のところに届いています。

お金があるということは、生活に余裕が出るということです。選択肢が広がるということです。どうやら、お金があるかどうかということと、日々の生活に充実感を感じられるかは、必ずしも一致していないようです。

これは、現在、その人がお金を持っている理由が、親からの資産を受け継いだことであったり、エリートサラリーマンとして自分を殺して本当にやりたいこととは別のところでお金を稼いできたり、あまり周囲には言えないことでお金を稼いできたから、といったことが根底にあるようです。

なぜお金があっても生活に充実感がないのか（平城氏撮影）

後悔しない生き方をするための条件

『死ぬ時に後悔はしたくない』。これは、99％の方が望むことだと思います。後悔をしない生き方をするための条件。それは、

1）人生における自分の使命を知っていること

2）自分の人生を完全に自分の支配下におき、コントロールできていること

だと思います。

私は親から資産を受け継いだわけでもなく、宮崎という日本全国で見ても、平均所得が常に45位以下という場所の、平均的な家庭で生まれ育ちましたが、気がついてみれば、1）も2）も実現していました。

今死んで後悔しないかといえば、またそれは別の話になりますが…。

『自己実現』という言葉がありますが、この言葉の意味するところは、まさにこの2点だと思います。こういったことを感じている方は、マズローの欲求5段階説で考えると、

4段階目　尊厳欲求

・・・他者から認められたい、尊敬されたい

5段階目　自己実現欲求

・・・自分の能力を引き出し創造的活動がしたい

このあたりに位置しているのだと思います。

この段階に来た方が何をするかというと、金銭面でいうとチャリティー活動や寄付活動をしたり、後世のために教育活動をしたり、といったことになります。今まで積み上げてきたものを捨て、新たなチャレンジをする人もいます。起業家が冒険家になるのも、その1つですね。

そういった方は、ぜひコンタクトをください。いろいろな面白いアイディアを提供できると思いますので。

→平城氏の過去の記事はコチラ

hiraosi 【プロフィール】平城　寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒（1999年）。もともとＩＴエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。