働き方

間違うと足かせに? 達成を引き寄せる目標設定の正しい仕方<前編>

投稿日:2016年1月19日 / by

目標設定の本当の意味

今回は年が明けてから多くの方が行ったであろう、『目標設定』についてお話したいと思います。よく、『目標には期限を決めた方が良い』と言われます。それに従って、あなたも『1年以内に◯◯する』と決めたことがあると思います。

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目標も設定の仕方次第で達成率が変化する(平城氏撮影)

この点について、私は少し違う考えを持っています。決めないよりは決めたほうが良いのですが、期限を決めたからといって、必ずしも実現できるわけではありません。期限を決めたとしても、実現可能性は数%上がるかどうか。

実は、期限を決めるか決めないかが重要ではありません。それより、設定の仕方次第では、人によって、実現できるかできないかが、大きく変わってくるのです。それは何故でしょうか?

人のモチベーションはそう長く続かない

私達が目標設定をする時、1年単位で決めることが多いと思います。それでは、1年後に今と同じモチベーションを保ち続けられるでしょうか? 100%の人の答えが『ノー』だと思います。

これは私にも無理です。これは、目標の期限が長くなればなるほど、顕著になってきます。これが、無意識のうちに理解できているので、長期目標を設定すると、『ああ、先は長いな。こんなに長く努力しないといけないんだ。つらい道のりだな』というマイナスの感情が生まれます。

期限を設定すると、本当は実現が先延ばしされている?

仮に1年後の目標を立てたとします。そこで考えて頂きたいのは、『本当にそれは1年後にしか達成できないのか?』ということです。受験のように、タイミングが決まっているようなものは別として、

・1年以内に月収100万円を超える

・1年以内に結婚相手を見つける

というようなものは、別に1年も待つ必要はなく、本心としては明日でもいいわけです。むしろ、早ければ早い方が嬉しい。つまり、こういう目標の場合、期限を決めてしまうと、逆に実現が遅くなっている場合があるのです。

脳というものは言葉に素直に反応するので、『じゃあ、1年までは楽をしてもいいのだな』と、脳がフルスペックで稼働するのをやめてしまうのです。本当は1ヶ月ぐらいで達成する方法が見つかるかもしれないのに、脳がそれをしなくなるのです。

平城の結論

それでは、私の結論です。これは究極なのですが、『私はそれを既に実現している』もしくは、『私にはそれを達成する素養が既に備わっている』と『確信する』ことです。どういうことか…。それについては次回、ご説明します


hiraosi【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
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