働き方

赤ちゃんがFBアカウントを持つ国
グローバルに自由に稼ぐ働き方の実現法【第27回】

投稿日:2013年11月20日 / by
フィリピン人エンジニアと日本人のディスカッション

フィリピン人エンジニアで発覚したカルチャーギャップ(平城氏撮影)

フィリピンのFB普及率

フィリピン『セブ合宿』の2日目にフィリピン人エンジニアとディスカッションしました。

『ホーリーウィーク』という時期にも関わらず、10人も集まってくれました。

彼らとは約2時間にわたり、様々なディスカッションをさせて頂きましたが、
驚いたのが、『Facebookは使っていますか?』と私が質問したところ、

『えっ』

という非常に変な顔をされたことです。

何故かというと、フィリピン人は赤ちゃんからお年寄りまで、殆どの人がFacebookアカウントを持っているようなのです。

出稼ぎなどで離れ離れになることが珍しくないため、家族とのコミュニケーション目的に使っているようです。

それにしても、赤ちゃんがFacebookアカウントを持っているというのは凄いですね!
これは親が代理で登録しているようです。

また、パソコンを持っていない人は、スマートフォンやインターネットカフェでFacebookをやっているようです。

実際、インターネットカフェを覗いてみると、デジカメからFacebookにひたすら写真をアップしている女性を見かけました。

また、フィリピン人の家庭の特徴として、『チームワーク』が挙げられます。一家の中で一番稼げるお父さんやお母さんが仕事をして、赤ちゃんの世話は兄弟や祖父母がやってくれる、
といった棲み分けが自然とできているようです。

先日、スマートフォンはアジア諸国の方々の方が活用しているという記事を書きましたが、Facebookについても、私達日本人よりもフィリピン人の方がフル活用しているのかな、
と思ったところでした。

本当にフィリピンではFacebook利用者が多いのか? 早速調べてみました。
すると、何と国別のFacebook利用者数を比較したところ、フィリピンは世界8位で約3千万人。
一方、日本は世界20位で約1,300万人。

世界のFB普及率

日本の人口は約1億2千万人に対し、フィリピンの人口は約9千万人。人口比率でいくと、日本は約10人に1人が利用しているのに対し、フィリピンではなんと3人に1人が利用しているということになります!

インターネットやパソコンなどの環境面では圧倒的に日本が有利なのに対し、この普及率の逆転現象には驚きました!

もっと面白かったのが、トルコとアルゼンチン。トルコは、Facebook利用者数は世界第6位で約3,200万人。ところが、人口は約7,400万人。すると、2.3人に1人がFacebookを利用していることになります!

アルゼンチンは、Facebook利用者数は世界第12位で約2,000万人。ところが、人口は約4,000万人。なんと、2人に1人がFacebookを利用していることになります!

そして、台湾。Facebook利用者数は世界18位で約1,300万人。人口は約2,300万人。
なんと、1.8人に1人がFacebookユーザです!

日本は意外とまだまだFacebookが普及していないということですね!
<毎週水曜日更新>

連載:グローバルに自由に稼ぐ働き方の実現法


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
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