努力の本当の意味とは
起きているときはほぼ「オンライン状態」
今回は、『練習量は才能を凌駕する』という話です。
私はよく、『平城さんはいつ寝ているのですか!?』と聞かれるのですが、特に一緒に仕事をしている人からそのように見られるようです。
でも、平均すると実はしっかりと1日6時間ぐらい寝ているのではないかと思います。34歳ぐらいまでは、1日4時間睡眠を目標に頑張っていましたが、やはり体力の衰えを感じるようになってきたので、最近はしっかりと寝て体調の維持管理に努める方向に転換しています。
でも、起きている時は、ほぼ『オンライン』の状態を保っています。Macの前にいる時はもちろんですが、Macを開いていない時も、移動中でも、iPhoneを使って
1)Skypeチャット
2)メール
3)Facebook
の3つのツールを、この優先順位で徹底的にチェックしています。
1)のSkypeチャットは、プロジェクト毎に専用のグループを作っており、ビジネスパートナー達とのコミュニケーションに使っているので、重要でクイックレスポンスが求められる内容が多いので、まず1番にこちらを見ます。
ここで、他の方の状況を見ていると、殆どの方が私よりも圧倒的にオンライン時間が短いのです。
様々な人と一緒に仕事をしてみてわかったのですが、結果を出すためにはやはりまずは時間を割く必要があります。結果を出せていない人は、やはり圧倒的に仕事に向き合っている時間が少ないのです。
努力することの本当の意味
これはスポーツをやられていた方であればピンと来ると思いますが、中学校までは才能で乗り切れても、高校に上がると、練習量がモノを言い、中学時代に無名だった選手が頭角を現してきたりします。
最終的には、才能は練習量には勝てないのです。圧倒的な練習量を積み上げていることの重要性。
スポーツの世界では理解ができると思うのですが、ことビジネスに関していうと、
・もっとスマートにやれるのではないか
・短時間で最大限の効果を上げられるのではないか
という考え方になってしまいがちな人が少なくないのかな、と思います。もちろん、効率性を求めることが重要ですが、『1日2時間だけで月収100万円』のような手法を確立するために、
1日2時間しか割いていなければ、一生ここに辿り着くことはできないでしょう。
最初は1日10時間ぐらいかけながら、泥臭いことをして月収100万円を達成すると、後は効率化をするだけなので、システム化したり、外注化したりすることで、目標に近づいていきます。
仕事の絶対量が足りていない人が多すぎるのです。
スポーツでもビジネスでも、成功するための道のりは同じだと思いますが、ここが本当の意味で分かっていない人が多いのが、実に勿体ないことだと思います。
<毎週水曜日更新>
【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。
平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
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