働き方

労働

【労働】

労働とは、体を使って働くこと。具体的には、人がモノを作り出す活動をいう。労働形態には肉体労働、頭脳労働などがある。人が労働する理由は、資本主義社会においては生活するためであり、生存を維持するためである。

労働者は、労働基準法で「事業などで使用されるもので賃金を支払われる者」と定義される。生存を維持するための労働を事業主の配下で行う労働者は、主従関係において、圧倒的に不利な立場にあるといえる。

経済が順調な時には、問題はないが、停滞期には問題が表面化する。労働の対価が賃金であるからそのバランスが崩れると当然不満が爆発する。昨今は、ブラック企業と呼ばれる、労働者から不当に賃金を搾取する事業主にも目立ち始め、労働者と事業主のあり方に対する問題提起も強まっている。

そうした中で、ネットの普及やスマホ、タブレットなどのデジタル端末の進化で働き方の多様化が進み、新たな働き方へのシフトが進みつつある。労働形態としては正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトといったものから、フリーランス、さらに個人レベルでのアウトソーシング仲介業者も登場するなど、事業主に頼らない労働スタイルも増加傾向にある。

国際労働機関は、望ましい労働の姿としてディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目指している。背景には、現代において働くことの意味が、労使関係も含め、変質しつつあることがある。とりわけ成熟した労働市場では、労働は単に生存を維持するためのものから、より人間らしく生きるために行うもの、という志向へのシフトが顕著になっている。

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