インタビュー

社会と企業と社員を同じ方向へ導くために必要なこと

投稿日:2015年3月20日 / by

アライドアーキテクツ株式会社 中村氏

OLYMPUS DIGITAL CAMERA新しい技術を早々と取り入れ、それが実際に使えるものなのかを、試しながら働き方をよくしているアライドアーキテクツ。
すでにテレカンファレンスシステムを導入し、世界を跨ぐリモートワークの実現に向けて着々と進めているが、それ以外にも企業と社員を結ぶための試みをいくつも実施しているという。社会をよくするための企業を目指しながら、実施している様々な施策について今回は話を伺った。

社員の意見を聞き入れるための体制管理

アライドアーキテクツでは、毎週金曜日の午後6時半になるとハッピーアワーといって、経営陣が軽くお酒を飲み、部下たちの話を聞く機会を設けている。上司がリラックスした状態でいることで、社内での距離を縮め円滑なコミュニケーションを行うという狙いがある。

お酒が入ることで場の空気がなごみ、普段言えない想いを話すことができるというものだが、これを居酒屋などではなく社内で行うことで、完全なオフではない状態で仕事の話題ができるのだ。さらに、この場は新規事業のプレゼンや新入社員の紹介の場としても利用されている。

会社と社員が同じ方向を向くために必要なものはコミュニケーションであろう。会社としては小さな不満が綻びになって、ほつれて行く前にケアをしたいと思うのは当然である。しかし、言いたいことも言えない状況を作り上げてしまっては、社員からの本音や意見を吸い出すことはできない。
もちろん、場を設けられたからといって要求が全て叶うわけではないが、コミュニケーションをしっかり取り、お互いの気持ちを擦り合わせることによって、溝は少しずつ埋まっていく。話を作る場を設けるというのは、会社と社員が強く結びつくために重要なことである。

家族に誇れる会社作り

kids-day01IT企業では、一体どんな仕事をしているのだろうか。実際にそういった企業で働いている人間であれば、業務内容を知ることはできるだろうが、全く知らない人にとってはどんなことをやっているのか、どんな会社なのか想像することは難しい。

そこで、アライドアーキテクツでは家族に向けて会社を見せるという試みを行っている。キッズデーというイベントでは、社員の家族を招き会社内でちょっとしたパーティを行っている。中村氏曰く「キッズデーという名はついているものの、子供だけではなく奥さんなど家族みんなにどんな会社なのかを知って欲しい」という想いがあるようで、会社や仕事に対する家族への理解を深めることに役立っている。

働くお父さんやお母さんは、一日の半分以上を会社で過ごしている。仕事の内容や時期によっては、帰りが遅くなることもあるだろう。仕事や職場を知らない家族からすれば、お父さんやお母さんがどんな職場でどんな仕事をしているのか気にするのは当然だ。時に仕事に対して不満を感じることもあるかもしれない。
仕事とは家族の理解なくては出来ないものだとつくづく思う。その不満を解消するためにも、家族と一緒になった取り組みは今後重要になっていく。

他にも、小学校へ入学する子供がいる社員に対し、「ランドセル購入資金」をプレゼントするイベントなども実施している。
「僕の父親がソニーに勤めておりまして、ソニーでは年に一回ランドセル授与式というのをやっていたんです。僕はソニー創業者の井深さんにランドセルをいただいたんですよ。この経験が、起業家を目指そうと思った原点になっているんです。子供のころにソニーという企業のトップに触れたことで、僕のランドセルの中にはベンチャースピリッツが詰まっていったんですね。今の子供たちにもそういった機会を与えたいと思い、この企画を会社でも行うようにしました」と中村氏。

本来であればランドセル現物を支給する予定であったが、今はランドセルも多様化しているため、一つ決まったランドセルを授与するわけにもいかず、購入資金の援助といった形で実施することにしたという。

働くにあたって健康であることが大前提

saladlunch-0225働く人間にとって一番に考えなければいけないのは健康であること。アライドアーキテクツでは毎週水曜日の昼食時にサラダがオフィスへデリバリーされるサラダランチ制度を導入し、社員の野菜不足解消に取り組んでいる。
出されるのは、オイシックス株式会社が提供する安心安全な野菜をふんだんに使ったサラダ。通常800円のところを会社補助により500円で購入できる。味も栄養も満点のサラダサービスは社内でも好評だ。

それに、サラダ補助を始めてからというもの、ミーティングスペースに人が集まりながら食事を摂る文化が社内で生まれたという。野菜を摂りながら健康について会話をするといったスタイルも確立され、コミュニケーションの活性化にも一役買っていることがわかった。

重要なのはWinWinの関係であること

数々のイベントを実施しているアライドアーキテクツであるが、やはり一番重要なことは、企業と社員がWinWinの関係であることだと中村氏は教えてくれた。「企業と社員。どちらにとってもいいことであれば、どんどんやるべきだし、トライアルアンドエラーを繰り返しながら、制度を整備させていきたい」とのこと。

アライドアーキテクツでは、今後もありとあらゆる技術を駆使し、仕事と働き方に対して向き合っていく。

前回の記事:新しいテクノロジーを取り入れ新しい働き方を実践する会社


allied-logo
会社名:アライドアーキテクツ株式会社

所在地:
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル 4階

代表者:中村壮秀

事業内容:
ソーシャルメディアマーケティング事業「モニプラ ファンブログ
Facebookマーケティングプラットフォーム事業「モニプラ for Facebook
Webソリューション/ホームページ制作事業

URL:http://www.aainc.co.jp/

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