インタビュー

多様な働き方を実現させるためのオフィス環境

投稿日:2015年2月13日 / by 瓦版編集部

株式会社アベンチャーズ 高 将司氏 インタビュー

kou仕事をしていくにあたってオフィス環境は大きな影響を与える。環境次第では仕事のパフォーマンスも変わるし、働き手のモチベーションにも関わってくる。「クリエイティブオフィス」という言葉があるように、最近ではいろいろな企業の中で社内環境についての整備が進んでいることがうかがえる。 そこで今回、革新的なオフィスについて調査・取材し情報を公開している「みんなのオフィス」を運営する株式会社アベンチャーズの社長:高将司氏にお話を伺った。

「起業家を盛り上げたい」という想い

高氏が「みんなのオフィス」を始めたきっかけは自身の経験にある。もともと、不動産会社で事業用オフィスの仲介業を行っていた高氏はいう。

「最近はスタートアップも盛り上がってきておりまして、いろいろな企業が立ち上がっていく中で、最初に必ず『オフィスの問題』というものにぶち当たることが分かっています。従業員が増えてきて、今のスペースじゃ手狭になってきて、いざ引越しというときに、さてどうしよう。となるわけです。私は不動産関係にいたからわかるのですが、オフィスを引っ越すとなると、新しいオフィスを借りるまでの費用が掛かり、さらにオフィスを作る費用も掛かるんですよ。逆に、オフィスを移転する際にも、今までいたオフィスからデスクなどを撤収したり、パーテーションを取ったりするのに別途お金が掛かります。ここに少し無駄を感じておりまして、今まで使っていたオフィスをそっくりそのまま他の企業に使って貰うことはできないかと考えたわけです。それに新しいスタートアップの企業というのは、なかなか不動産の審査が居り辛いという事実もありまして、その点もなんとかしてあげられないかなと思い『みんなのオフィス』を立ち上げたわけです」

「みんなのオフィス」では、いろいろな企業を取材し、そのオフィス風景やインテリアの様子から、間取りまで紹介しているサイトである。すでに100社以上のオフィスが掲載されており、会社によってのコンセプトデザインなどを垣間見ることができる。 さらに、企業によって引越しの予定がある場合は、その情報を掲載し次の入居者を募ったり、オフィスをデザインしたデザイナーと企業を繋ぎ合わせたりすることもできるとのこと。これらの情報は全てクローズドではあるが、「みんなのオフィス」に会員登録することで閲覧することは可能である。

kou-2居抜きオフィスが求められる訳

居抜きとは、前のテナントによる内装や設備などが、そのままの状態で残されていることである。一般的には、飲食店や旅館などのサービス施設において居抜きのまま物件が売買されることは今まででもいくつか事例はあった。 だが、高氏は今まで目を向けられてこなかったオフィスに注目した。通常、オフィスは何もない空間に0から作り上げていく。しかし、居抜きオフィスの場合、既にオフィスが完成しているため、工事に必要なコストも時間も短縮することができる。

オフィスに会社独自のこだわりを持ちたい場合でも、机の配置や壁紙の色など少し手を加えるだけで、印象を大きく変えることができる。さらに、オフィスを移転する場合においても、撤去にコストはかからない。エコノミー・エコロジーどちらの面からも、規模を拡大して移転を繰り返すベンチャー企業にとって、うってつけとなっている。

オフィスに居心地を

最近のオフィスには、社員の健康に気を遣い、バランスボールやランニングマシーンを導入する会社や、社員同士のコミュニケーションを目的に、社内にバーを設けて飲み会を開催する会社もある。また、オフィス内の特徴において、リラックス効果を求めて、緑やウッドテイストなど自然を取り入れる傾向がある。

スタートアップ企業は目まぐるしく動く現代社会に新しい価値を提供するために必死になって頑張っている。仕事と生活の区別がつかなくなるまで必死になって働かなければいけない時もあるだろう。ワークライフバランスが提唱される世の中において、ワークもライフもない状態でガムシャラに頑張っている人も必ず存在するのだ。そんな人たちとって 居心地の良い会社を提供したいと思うのが経営者の実情なのではなかろうか。 昨今ではスタートアップ企業がますます、増加するにつれて、こだわりのあるおしゃれなオフィスも目立つようになってきた。就職活動する学生の間でも、オフィスはエントリー先を選ぶために必要な一つの要素となっている。

オフィス作りに起こすイノベーションとリノベーション

かつてオフィスといれば、一辺倒に机が並び、席の幅もオフィス用具までもがきちんと整列され、デスクやチェアの色は灰色で統一、会議室には茶色い木彫の長机が四角く並べられている。といったイメージが強かった。しかし、今ではカラフルなオフィスデスクや、おしゃれな会議スペースなども確保され、オフィスのイメージがそのまま企業のイメージとなっている。 オフィスグリコなどのオフィス向けサービスも充実してきており、今までコンビニまで行かなければ買えなかったお菓子などがオフィスで買えるようになった。他にもオフィスにお弁当のおかずを届けてくれるサービスなどや、新鮮な野菜を届けてくれるサービスなども始まっている。

今やもうオフィスは自分の家よりも滞在する時間が長い場所となっている。その場所に居づらいと感じてしまえば、幾ら優秀な社員であれ別の場所への移動を考えることもあるかもしれない。そう考えると、社員に対して居心地のいい場所づくりというのは、今後必須になっていく。 しかし、一体どんなオフィスが受け入れられるかわからないと考えるのであれば、是非一度「みんなのオフィス」をチェックし、世の中で受け入れられている、最新のオフィスモデルを参考にして欲しい。


会社名:株式会社アベンチャーズ
設立 :2014年5月1日
代表取締役:高 将司
住所 :〒106-0032 東京都港区六本木5-9-20六本木イグノポール5階
メールアドレス info@aventures.jp
Webサイト http://aventures.jp/

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