インタビュー

僕たちがミスマッチしない企業選びを実現できた理由

投稿日:2015年12月10日 / by 瓦版編集部

フィットする就活に方程式はあるのか

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どうすれば自分にフィットした会社と出会えるのか--。若者の3年離職率3割が続くなど、本当に満足のいく形で社会人としてスタートすることは簡単ではない。対照的なキャリアを経て、急成長ベンチャー・メタップスで同じ道を歩むことになった2人の若者。全く異なるプロセスを辿りながら、理想の場所に辿り着いた2人の就活をひも解くことで、何かヒントがみえてきそうだ。

大企業からベンチャーへの転職を決めた理由

入社3か月の山田は、転職でメタップス入り。前職は三井物産だ。文句なしの“就活勝ち組”が、その座を捨て、なぜベンチャーを選んだのか。

「大学・大学院では機械工学を専攻し、熱の研究を続けていました。インターネット社会の成熟の先に、動力源としての電力が不足する瞬間・危機感を感じとり、電力セクターへの配属を条件に三井物産へ入社しました。そこでオーストラリアの同セクターを担当。電力自由化で先を行く先進国でエネルギー業界の構造変化を目の当たりにする中、密かに三井の提携先として有望ベンチャーをピックアップ。その中の一社がメタップスでした。産業構造とテクノロジーの変化を両取りし、将来の一点を見つめるメタップスが、現時点の自分の思想と多く合致したことから、メタップスへの入社を決めていました」と山田は、淡々と振り返る。

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就職人気ランキング上位常連の大企業からベンチャー。その落差は大きいが、山田に迷いはなかった。そもそも、前職では入社に条件を付け、その在籍中に密かに有望ベンチャーをピックアップしていたという時点で、規格外。企業規模という物差しに収まる様なタマではない。その意味では、メタップスに、その山田を引き寄せるパワーと器があったということだろう。

転職に至る山田の背を押した原動力は、未来への危機感とその未来を予測し、最前線を突き進むメタップスのビジョンへの共鳴だ。「メタップスには、矛盾を受け入れる気概があります。先見性を追い求めながらも現実の部分でしっかり収益基盤も固めていく。一見、矛盾するそれら2つを受け入れる意志に僕は共鳴しました」。ベンチャーでは、ともすればどちらかだけの企業も少なくない中、しっかりと両輪を回すスタンスを冷静に評価しつつ、山田は同社が秘める無限の可能性を感じ取った。

報酬や働きがい、認知度、人気ランキング…など、いわゆる就活中の若者が基準にするものは、ある意味分かりやすい。だが、それらが優れていたとしても、実は当人にとって、実際に働く上ではさしたる影響はない。せいぜい有益なのは、名刺の威光が効く、取っ掛かりの部分くらいだ。

さらに言えば、それらは先人が決めた評価でしかない。そうではなく、やりたいことができる場として活躍のフィールドを探し、山田は現在地を確保した。いわく、「前職も多くの方にお世話になり、たくさんの学びがあったが、いまの場所はそれに加えてブレーキがかからない」。あふれ出す自分の能力が余すことなく発揮できる場。それが、選択の最大の決め手となった。

なぜプロサッカーの道から一転してベンチャー入りを決めたのか

同期入社の松村は、大学を卒業し、メタップスに入社した。だが、そのプロセスは、山田とは正反対といえるほど苦難の連続だった。Jリーガーを目指して大学に進学するも、サッカー部に入部できず、入学1ヶ月後に大学を辞め、南米パラグアイに渡る。2年半パラグアイで修行後、シンガポールで念願のプロとなるが、1年で解雇。その後ポルトガル3部リーグ入りするが、チームは4部に降格し、自身も結果を残せなかったことから日本への帰国を決意する。

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「ポルトガル時代は毎日ベッドに入っても寝れなくて、ずっと天井を眺めていました。サッカーという人生を賭けてきたものが認められないのはつらい。生きる意味すら見失いつつあった」と当時を振り返る松村。帰国後、大学へ再入学した松村は、再び何かに打ち込もうとサッカー関連のベンチャー企業で2年間のインターンを経験。その後、就職先を探す過程で、自分が本当に人生を賭けてやりたいことは何なのかを考え始める。

その時、心に残っていたのは、パラグアイで感じた社会の不合理さだ。「パラグアイでは子供が路上で働いていました。そんな子供たちは一生路上で暮らす運命なのだと知り、人生の選択を自由に行ってきた自分を当たり前だと思っていたのですが、そもそも選択の余地がない人がいることにショックを受け、ずっと心にひっかかっていました」。

そして、漠然と世の中の仕組みを変えたいと思うようになり、しばらく手段を模索する中で、たまたまメタップス社長の記事をみつけ、そのビジョンに強く惹かれた。

「お金に依存しない経済システムを作るという発想に頭をハンマーで殴られた感覚を持ちました。自分は発想すらできなかったけど、これこそやりたいことじゃないかと思いました。また、社長は自分と同じ20代ということにとても刺激を受けました」と松村。迷いの中にハッキリと答えがみえた瞬間だった。

「データによって不確実性が高い現象を明らかにし、人の意思決定の精度を上げることに面白さを感じました。そして、それがあらゆる場面に展開でき、ゆくゆくは人間のあらゆる行動を把握して、より良い社会の仕組みを作ることができるかもしれないと思いました」と松村は明確に同社での居場所を見出した。

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会社のビジョンが明確ならフィット率は大きく向上する

未来や世の中のあり方に高い関心を持つ山田とメタップスの出会いはある意味で必然といえる。一方、サッカーのために海外に飛び出し、紆余曲折を経て偶然メタップスのビジョンに出会い、それに共感した松村のメタップス入りは、ある意味アクシデンタルだ。だが、確実にいえるのは、メタップスが掲げるビジョンが、普通なら接点を持たない2人をひきつけるに十分すぎるパワーを秘めていたということだ。

後編では、2人の就活とそのプロセスからもう一歩踏み込んで、どうすればフィットした就活を実現できるのか。そのヒントを探りだす。


<プロフィール>
【山田雅彦(Masahiko Yamada)】
九州大学大学院 機械工学修士。専門は熱工学。
新卒で総合商社就職後、2015年から上場前の株式会社メタップスへ参画。
現在では、コンサルタントとして、国内外アプリ開発者の収益化に向けたトータル支援に取り組んでいる。

【松村好展(Yoshinobu Matsumura)】
パラグアイ、シンガポール、ポルトガルでプロサッカー選手を経験後、早稲田大学商学部へ進学。 現在、メタップスで国内アプリ開発企業のマーケティング支援に携わっている。


【会社概要】
metaps(メタップス)  アプリ分析とマーケティング自動化アプリの集客・分析・収益化をワンストップで支援するプラットフォーム「metaps(メタップス)」と、オンライン決済サービス「SPIKE(スパイク)」を提供。
『コンピュータにあらゆるデータを学習させ、人々の最適な意思決定を支える頭脳になる』ことを目指し、世界8拠点で事業を展開する。

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