
TOEICは英語力を証明する資格
TOEICは社会人にとっても重要な資格
英語の習得度合はどれくらいか。これを測るとき、TOEICの点数は、ひとつの目安として一般的に利用されている。履歴書に書いたり、会社に報告したりと、誰にとってもTOEICで高得点を取るということは、ひとつのステータスになると言っても過言ではない。
今後、ますます英語を習得する重要性は高まっていく。すでに企業のグローバル化が進み、あらゆる場面において英語に長けた人材が求められているのだ。実際、履歴書にTOEICの点数を記入させる企業は多い。就職活動中の学生の間では、TOEICは600点以上でなければ記入しない方がましだ、あの企業は800点あって当然と考えている、などTOEICにまつわる数々の噂が飛び交っているようだ(もちろん本当か嘘かは企業にしか分からない)。
とくにビジネスに英語を活かしたい人、「英語は、日常会話程度なら…」と言っているよりも、「TOEIC800点です」と言った方が、相手にスキルが伝わりやすい。現在英語の習得が必要な人はもちろんのこと、将来的に必要になりそうな人も、できる限り勉強を重ねて知識を身に付けておくと、良いだろう。もしかすると今の世の中、高い英語の力が求められる日が突然来るかもしれない。TOEICについての詳しい内容は、「TOEICってどんなの?」を読んでほしい。
試験日程
TOEICの公開テストは、1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月と、1年に10回実施されている。場所は全国80都市に広がり、思い立ったらすぐに受験しやすい形が出来上がっている。
その分、1回のスケジュールはタイトになっている。例えば、2014年12月に実施されるTOEICの実際のスケジュールを紹介する。
試験日:2014年12月14日(日)
申込期間:2014年9月19日~2014年10月14日(インターネット申込)
:2014年9月24日~2014年10月13日(コンビニ端末申込)
結果発送予定日:2015年1月13日(火)
申込期間は1ヵ月もなく、試験を受けてから結果が出るまでの期間は約1ヵ月となっている。一般的な資格試験と比較すると、短いスパンでのスケジュールになっていると言えるだろう。
受験者は増え続けている
国際ビジネスコミュニケーション協会によると、TOEICの受験者数は、年々増加している。2009年度に168万人だった受験者は、2011年度に200万人の大台を超えて227万人となり、2013年度には236万人となっているのだ。
受験者数増加の原因は、日本人の英語に対する価値観の変化だ。以前は、英語と言えばあくまでも学校の授業科目のひとつだった。つまり、テストである程度の点数を取れるくらいの勉強をしておけば、それでいいと考える人が大勢いた。
しかし、いまや英語は社会人の必要スキルのひとつとなった。英語力を重視して人材採用を行う企業が増えたり、海外に拠点を構える企業も珍しくはなくなった。近年話題となったのは、楽天株式会社が社内公用語を英語と定めたこと。同社は、グローバル企業を目指すうえで、英語の公用化を当然と考えたのだ。まずはグローバル思考の大企業から、英語力を重視する傾向が強まっている。
TOEICで高得点を取得することで、生活においてはもちろんのこと、仕事においても選択の幅が広がる。とくに、グローバル企業で働きたい、現在勤めている企業がグローバル思考だという人は、いますぐ勉強を始めなければいけない資格と言える。