働き方

“自分の居場所”にしたくなる渋谷の共働空間

投稿日:2013年12月3日 / by
ポータル内部

全席オープンの空間ながら居心地は抜群

ゆったりスペースで自分の居場所を確保

ワークスペースに何を求めるかは、ワーカーによって十人十色。高級感、居心地、立地…。東京・渋谷のシェアオフィス「PoRTAL」は、“自分の居場所”とするには最適の共働スペースといえるかもしれない。

全席フリーアドレスの同所は、行ったときに空いている椅子が自分の仕事場になる。たいていは、“指定席”になるものだが、自ら気分転換にいつもと違う場所を選べば、思わぬアイディアが浮かんでくるかもしれない。

よりくつろいで仕事をしたければソファ席もある。アンティーク調のゆったりと座れるソファが、まんべんなく配置され、膝にラップトップを載せて、ゆったりと資料の確認や情報収集するのもいいだろう。

キッチンまでもが完備されたおもてなし空間

もっとくつろぎたければ、キッチンもある。ランチを簡単な調理でつくるのもよし、持参の弁当をキッチンで他のワーカーとともに食すもよし、とにかく、我が家にいるような気分で自分のペースで動けるのが、この場所の大きな魅力だ。

「もともと自分たちのオフィスを探している中で、適当なものがなく、ならばつくろうというのがきっかけ。スペースを運営するというよりも、“ここが自分たちのオフィス”と思ってもらえる空間を目指しています。我々も運営者、というより、同僚の感覚でここで働いています」と運営する(株)ひつじインキュベーション・スクエアの宋在浩氏は話す。

ポータル台所

利用者の憩いの場となっているキッチン

みんなで交流できるコーヒータイム

夕方には、コーヒータイムがある。煎れたてのコーヒーを利用ワーカーとともに飲みながら、ごく自然に団交を温める。定期的に本格ディナーがふるまわれるホームパーティー的なイベントもあり、キッチンは同所において、自宅の台所同様にコミュニケーションを誘発する貴重な場となっている。

運営するひつじ不動産は、シェア住居専門のサイトを運営。それだけに、空間のシェアについては熟知する。あえて全席アドレスフリーとしているのも、仕切りや個室を設けることで圧迫感を生むなら、より開放的なスペースの方が心地が良い、という経験則に基づくものだ。スペースの密度に関連する人員の増減にも当然、十分に配慮する。

「自分の仕事場はここ」。企業に属さず、フリーランスなどで働くワーカーにとって、そう思える場所は、意外に多くはない。特定の共働スペースを根城としていたとしてもだ。

しゃれたカフェのようであり、ちょっとしたホテルのラウンジのようでもあり、自宅のような居心地の良さもある同所。様々な顔を持ち、様々な人が行きかうからこそ、毎日足を運んでもマンネリ感はなく、自然とそこに定着させる磁力が、同所にはある。


【設備】
portalミーティングルーム(最大10人まで)。キッチン。フォンブース(2室)、ロッカー(有料500円~)
【利用料金(税別)】
・アンリミテッド(無制限):45,000円(初期費用=10,000円)
・インターバル100(100時間まで):34,000円(初期費用=10,000円)
・ナイト&ウィークエンド50(夜OR週末50時間まで):11,000円 など。
【所在地】
東京都渋谷区渋谷1-17-1TOC第2ビル3F
URL:http://www.hituji.jp/portal/

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