働き方

副業推奨時代をスマートに乗りこなすための極意とは

投稿日:2017年1月12日 / by 瓦版編集部

2017年はダブルインカム正社員増殖元年

正社員の副業が、急拡大の雲行きだ。長期低迷する給与、副業容認企業の増加、政府の後押し、そして高い潜在ニーズ。この4つがシンクロし、2017年は、ダブルインカム正社員大増殖の1年となりそうだ。

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副業が一躍注目を集めたのは昨年のロート製薬の解禁宣言。知名度のある企業が、容認を宣言したことで一気に注目度がアップ。潜在ニーズを刺激し、密かに副業に勤しんでいた層も巻き込みながら、副業への関心度が急上昇した。

マイナンバーの導入が、ばれるリスクを高めるとして副業族にブレーキをかけていたが、この問題も政府が働き方改革の一環で年度内にも就業規則による副業・兼業禁止規定を「原則禁止」から「原則容認」へ転換する指針を発表。堂々と副業ができる環境も整備されつつある。一方で、アベノミクス効果もむなしく、給与は低迷。副収入へのニーズは高まっている。

20代正社員の8割超が副業に興味あり

20代向けのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」が実施した20代会員へのアンケート(回答者=341人)では、若年正社員の副業への高い関心が如実に表れている。現在、副業中という人は8.9%にとどまるが、「今後、副業をしてみたい」と回答したのは81.9%と8割を超えた。さらに、「転職先として、副業OK企業に魅力を感じるか」に対し、そう思うも83.9%に及んだ。

キャリアトレック調べ

キャリアトレック調べ

もはや、多くのビジネスパーソンが副業を望み、雇う側も副業を容認していなければ人材を集められないことを示す結果といえるだろう。若きビジネスパーソンは、なぜそれほど副業へ高い関心を示すのか。調査によると理由のトップは「副収入を得たい」が70%で断トツ。以下、「自分で稼ぐ力を身に付けたい」(43.6%)、「スキルアップしたい」(42.8%)、「いまの会社に依存したくない」(30.8%)、「将来が不安」(30.8%)と続く。

先行き不透明な経済情勢の中で、<まさかの時の保険のため>というのが、トップの理由を含め、全体に感じられる結果といえる。具体的な声も「終身雇用がなくなりつつあるいま、自分の可能性を探るためにも副業を許可してもらえるのは魅力」、「低リスクで年齢に関係なく知見を拡げるいいチャンス」、「いまの会社をクビになったり、倒産しても食いっぱぐれないスキルを身に付けておきたい」と将来への不安解消がその根底にあることが透けてみえる。

社員を一企業にだけ囲うリスクが高まっていることも見逃せない。技術革新によって、すでに一企業が保有人材だけでプロジェクトを最大化することに限界が見え始めている。すぐれたスキルには高いニーズがあり、自社はもちろん、外部でも有効に活用できる場で最大限に活用しなければ、急速に進むこれからの環境変化に飲み込まれかねない。離職リスクも含め、正社員の制約を緩めることは企業にとって、もはやリスクではなくメリットなのだ。

その意味では、ダブルインカム正社員としてこの流れにスマートに乗るには、自身の強みや興味を有効活用できる副業に取り組むことが重要といえる。手軽な副業から始め、稼ぐ感覚を養うのはもちろんOK。だが、長期的に不安を解消したいのなら、いま一度、自身のスキルや適性を再チェックした上で吟味してから取り組むのが、副業を中途半端な小遣い稼ぎに終わらせないためにも必須といえるかもしれない。

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