働き方

どうしたらポジティブ人間になれるのか?

投稿日:2016年4月4日 / by 瓦版編集部

~変人・安田佳生の境目コラム~

突然変異でポジティブ人間に

私は小学校4年生までは、とてつもなくネガティブな人間でした。朝、起きた時に、<自分以外の誰かに生まれ変わっていて欲しい>。心からそう願っていました。

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それがどういうわけか、5~6年生から変わり始めるのです。中学、高校、を卒業し、18歳になった時には、驚くべきポジティブ人間になっていました。

俺は天才だ。選ばれし人間だ。何でも出来るし、必ず成功する。心からそう信じ込んでいました。何の実績も、根拠も、無かったにも関わらず…。

どうやったら、そのようにポジティブになれるのか? 多くの人たちに、何度も聞かれました。でも、自分でも分からないのです。UFOに攫われた記憶もないし、劇的な何かがあったわけでもないのです。

どうやったら、ポジティブになれるのか。多くの人はそこに注目します。でも重要なのは、そこではないような気がします。私はとにかく好奇心が強く、閃いてしまったら、やらずにはいれない性格なのです。でも何かをやれば、人を巻き込む事になります。だから私はいつも、都合の良いストーリーばかり考えていました。

アメリカに行けば人生が開ける!とか。会社をつくればみんなで金持ちになれる!とか。新卒採用こそが成功への鍵だ!とか。会社にBARを作れば業績は上がる!とか。

ポジティブになるために必要なものとは

とにかく周りを説得するためには、成功ストーリーが必要だったのです。だから無理矢理ひねり出していたような気がします。それはもはや、計画というよりは妄想に近いものでした。

ところが、です。自分でも驚いた事に、妄想は現実化していくのです。人は、そして人生は、ストーリーに引き込まれていくものなのです。自分で作ったストーリーに、自分自身が巻き込まれていく。それはとても奇妙な体験でした。

ポジティブかどうか。本当はそんなことは、あまり関係がないのです。ただ、ポジティブな人は、ポジティブなストーリーを妄想する。ネガティブな人は、ネガティブなストーリーを妄想する。そのストーリーに、人は見事に巻き込まれていくのです。

運が悪いとか、才能がないとか、頭が悪いとか、そんなことはどうでも良いのです。問題はストーリーなのです。ストーリーとは妄想です。だから勝手に作ってしまえばいいのです。

ネクラだったら、ネクラな人間が成功するストーリーを作ってしまえばいい。バカだと思うなら、バカな人間が成功するストーリーを作ればいい。壮大な妄想を作り上げ、周りの人にそれを語る。語っているうちに、ストーリーに巻き込まれる人が現れます。一人現れ、二人目が現れ、気がついた時には自分自身が、そのストーリーに取り込まれているのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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