働き方

1日の時間の使い方を最適化する働き方

投稿日:2016年6月23日 / by

お毒 なんだか、雲だけは多い梅雨って感じね、今年は。どんよりとした空をみてると気持ちも沈んでくるわ。会社員も大変よね。平日はどんな時も通勤があってさ。
毒舌家
猫田先生 先週もそんな話だったが、もはやオフィスへ通勤が当たり前ではなくなりつつあるぜ。それよりも、いかに私生活と仕事を融合しながら、効率的に働くかってことに視点が移り始めてる感じだよ。

お毒 公私混同ってこと? そんなの嫌だわ、アタシ…。

編集部ニシ そうじゃないんです。仕事中って普通は業務以外のことをしてはいけないでしょ。でも、就業時間中に病院に行ったり、美容院へ行ったり、ジムへ通ったりができたら、都合がいいことってあるじゃないですか。もちろん、その分就業時間は後ろにスライドですよ。そうやって、自分のペースにフィットしたサイクルで仕事に臨むってスタイルが出始めているんです。

へん0

猫田先生 昼寝をしたり映画鑑賞したりな。仕事で映画館の近くにいったのに、仕事中だから素通りするのは、嫌がらせみたいにかんじたもんだよ。そこで映画を見たからって業務には何の影響もないのによ。

お毒 仕事中ってことで、アルコールを口にしないのならまだ分かるけど、たいていのことはやっても問題ないことがほとんどじゃないかしら。

編集部ニシ 著しく業務に支障をきたすようなことや危険を伴うようなことは容認しづらいにしても、休日にちょこっとやるようなことならいいでしょうね。ユニリーバが2016年7月1日から導入する新しい人事制度「WAA(work from anywhere and anytime )」はまさに各自のライフスタイルを継続して楽しむことで自分らしく働き、生産性を高められることを目的としています。保育園に通う子供がいる事例では、朝に会議の準備をしてその後子どもと保育園へ。自宅に戻ると電話会議でそのまま業務。夕方には保育園へお迎えといったイメージ。運動好きな人の例では、カフェでメールチェックをして10時30分に出勤。夕方に仕事を切り上げて帰宅後にランニングと食事入浴を済ませ、夜に自宅で仕上げのお仕事といったスタイルを紹介しています。各自が自分のライフスタイルを崩すことなく、しっかりと仕事にも取り組むことで、より集中力を高め、生産性が大幅にアップしそうですよね。

猫田先生 脳みそだって活性化するだろ。なんで今まで会社はそういうスタイルを認めてこなかったのか不思議なくらいだけどな。まぁ、企業イメージとか、公私の区切りがつけずらいとかあるんだろうな。でも、こういうことって心配し始めたらきりがないからまずやってみることが重要だと思うんだがな。問題が出れば修正すりゃいいんだよ。

編集部ニシ この制度まではいかなくとも、昼寝を容認する企業とか休憩を3時間にしている企業とか、就業時間中にジム通いを義務にする会社とかはありますけどね。どこも、当然のように業績は好調ですよ。私の印象では、オフィスに縛り付けて時間通りに働かせるのは養鶏場の鶏。オイシイ肉になるわけはないと思っています。やはり放し飼いの地鶏が最高ですよ。社員がイキイキすれば自ずと業績も向上しますよ。

猫田先生 公私を混ぜ込むことで結果的に無駄な時間も減るハズなんだよな。だって、ジムに行くために逆算すれば、いつまでに仕事を終わらなきゃいけねぇかすぐ分かるだろ。残業を基本にダラダラと遅くまで仕事するよりよっぽど効率がいいハズだぜ。
nekodaBup

お毒 いい大人なんだから、自分のやるべきことくらいちゃんと分かってるハズだものね。時間と場所で縛る方がおかしいって話よ。

編集部ニシ ちなみに同社での決まりごとは、上司に申請すること。勤務時間は平日の6時から21時間の間の2点だけ。あとは誰でも、いつまでも適用されるそうです。

猫田先生 もはやリモートワークというより“フリーダムワーク”だな。スタンダードになる日もそう遠くないかもしれねぞ。

お毒 夕方4時なら半額とか、そういうセールに計画的に行けるようなるから、経済効果もあるんじゃないかしらね。「ワぉ」って感じね。

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