働き方

シェアNo1名刺管理サービスが次世代の働き方とリンクする理由

投稿日:2016年7月13日 / by

今さら聞けない名刺管理アプリの使い方とその可能性

ビジネスの始まりは名刺交換。そこを起点に、思わぬ展開があったり、長い長い付き合いになったり、とビジネス、さらにはそれを超えたつながりが生まれる。もらった名刺の数は、20代で平均1,383枚、50代では平均2,284枚という調査結果もある。ところが、どうだろう。束になった名刺のほとんどが、眠っていないだろうか? ときどき思い出したように探してもなかなか見つからず、時間をムダにしたことはないだろうか?

ビジネスの最初の“儀式”から始まる可能性は実は無限にある

ビジネスの最初の“儀式”から始まる可能性は実は無限にある

名刺を探すのに費やす時間は、年間で20.5時間ともいわれる。なんと無駄なことか…。時間はもちろんだが、なにより、大量に集まった名刺をデスクの肥やしにしているとしたら、これほどもったいないことはない。様々な名刺管理サービスを試しては、使いこなさず、無駄にしてきたが、ようやく、本命に出会った。遅すぎて失笑ものだが、いまはとてもしっくりと使いこなしている。それがSansan(株)の個人向け名刺アプリ「Eight」だ。

存在は以前から知っていた。しかし、見て見ぬふりをしていた。ところが、登録だけは随分前にしていたようで、メールを介し、名刺交換した相手からどんどん「交換リクエスト」が届くようになる。それはまるで、「早くこっちへ来いよ」と過去に名刺交換した人から呼ばれているようだった。あまりに来るので、さすがに心が動き、ついに導入したのが、梅雨真っ只中の6月中旬。実際には登録だけはその1年ほど前にしていたのだが…。

Eightが切り拓く名刺交換の先にあるビジネスチャンス

使い方は極めて簡単。アプリをダウンロードし、自分の名刺をカメラで撮影し、登録。簡単なアカウント情報を設定するだけ。SNSの登録と感覚的にはほぼ同じだ。イメージとして、溜まった名刺を大量にスキャンする必要があると思い、そのせいで、導入を渋っていたが、Eightではもはや、スキャンは推奨していないそうだ。なぜなら、将来的にその必要がなくなるのが理想だから。そこが何より画期的だ。どういうことか…。Eightが広く普及し、各自が自分の名刺を登録すれば、クラウド上で自動的に名刺交換が行われるということだ。

eight

いま、その感覚を味わうのが楽しくて仕方がない。かつて名刺交換した人がリストに出てきて、追加ボタンを押すと、クラウド名刺交換が完了する。まるで、あちこちに点在する名刺交換した人たちとニューロンが拡大していくように最少の手間でどんどんつながっていく。リアルの名刺交換は一度終えているというのに…。クラウド時代の名刺は、かつての何倍もの価値がある。それを実感させてくれる瞬間だ。

逆にいうと、溜まった名刺をデスクの肥やしにすることは大いなる機会損失ということだ。上記のように、Eightでは、交換した名刺が、相手も利用していればクラウド上で自動的につながっていき、ひとつのコミュニティができあがる。Eightのアプリでは、フェイスブックのようなフィード機能で過去に名刺交換した人のその後の人事動向や活動状況が報告され、「頑張ってるなぁ」とニヤついたり、「いつの間に転職を…」と驚いたり、時には直接連絡してみることもある。名刺がデスクで眠ったままではなかったことかもしれない。

Eightを活用する最大のメリットは、まさにそこにあるといえる。EightエバンジェリストであるSansan(株)の日比谷氏は「Eightは、つながっている人全員に一斉に情報が発信されます。イベントの告知に活用すると思わぬ人からリアクションが来たり、こんなことをしているが協力してほしいと呼び掛けるといった使い方もあります」と不特定多数への発信でないことが、思わぬ化学反応を生むことも珍しくないという。まさに、眠った名刺の価値再発掘だ。

様々な可能性を秘めるエイトの魅力を教えてくれた日比野氏

様々な可能性を秘めるEightの魅力を教えてくれた日比谷氏

単なる名刺の管理サービスと侮ると本質を見誤るEightの底力。秘めた可能性は無限大にある。ふと、「フェイスブックだけで十分じゃないの」、と思った人もいるかもしれない。しかし、キチンとビジネス上であいさつを交わしている関係性のコミュニティとフェイスブックはやはり違う。日比谷氏も「Eightのコミュニティは、あくまでビジネスにおけるつながりです。だからといって、ゴリゴリに営業に使うのではなく、ちょっとした情報発信や支援の依頼に使えば、予想外の可能性が拡がります。そういう対応をしやすい空間といえるかもしれません」と実体験を踏まえ、アドバイスする。

働き方を変えるという視点でも、むかし名刺交換しただけという関係を、コミュニティという枠組みで一つになることで自然な形で復活できる。名刺交換を点で終わらせない--。これは、地味だが、クラウド時代にマッチした実はすごいEightのチカラといえる。なぜなら、人とのつながりは、仕事の可能性を大きく広げ、事業の新たなタネを生み出すからだ。名刺を交換したという物理的事実だけでなく、それをネットワークとしてつなげてしまう。Eightは単なる“儀式”を自動的にコミュニティに転換してくれるすぐれものなのだ。

現在100万人が活用しているEight。ビジネスパーソンの数を考えれば、さらならる拡大が期待されるが、過半数を超えてくれば、もはやインフラとなる。そうなった時、紙の名刺交換という行為そのものが変革によって過去のものとなっているだろう。他の名刺管理サービスとは視点が大きく異なるEightのすごさは、使ってみて初めて分かるハズだ。

 

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