働き方

副業を複業につなげるスマートな活用法

投稿日:2016年7月29日 / by 瓦版編集部

<パラレルキャリアは本当に新しい働き方の本命なのか>

パラレルキャリアを実践するには

パラレルキャリアを実践するとなるとそのハードルが高いと感じる人も少なくないかもしれない。そもそも、ひとつの仕事で手一杯なのに複数の仕事を兼ねるなんて…。そんな印象を持っている人が多いだろう。だが、決してそんなことはない。「土日に地域ボランティアに参加、趣味に関連するECショップを運営する、NPOに参加するなど」(ソーシャル・デザイン代表理事 長沼博之氏)ということも立派なパラレルキャリアだ。

土日に着ぐるみバイトで体力チェックという副業活用法も

土日に着ぐるみバイトで体力チェックという副業活用法も

「副業」との違いはどこにあるのか。そんな疑問も湧いてくるだろう。あくまでも小遣い稼ぎが副業とするなら、パラレルキャリアでは、目的が報酬だけとは限らないことが大きな違いといえる。自身のスキル向上や使命と感じられるような活動に取り組むこともしっかりと含まれる。その意味で、副業よりももう少し大きな概念となる。

収入をメインとしない活動をやるメリットはあるのか。もちろんある。スキル向上はもちろんだが、社会に貢献する活動をすることを通じ、働くことの意義が明確になってくる。これは、お金に代えがたいリターンだ。当然、参加する組織での絆も深いものになる。そこから生まれるものが、大きな輪に発展することも珍しくない。本当にやりたいことが見つかるきっかけになることもあるだろう。

複業へ発展させる副業の活用法

「複」とはそういうことだ。もう一つの居場所。それが副業との本質的な違いだ。多くの場合、本業の延長のような活動となるが、本業のスキルを活用するだけで、活動自体は本業とは無関係というケースもある。その場合、本業では出会うことのない人とつながれる。これがパラレルキャリアを実践する最大のメリットといえる。昨今、副業を容認する企業が増えているが、それはまさにこうした人脈の構築に期待してのもの。その意味では、企業は副業というより複業を推奨・容認しているといえるかもしれない。

副業を複業の前段として活用することも可能だ。ただしその場合、スキル向上というよりも、時間管理のトレーニングとして活用するのがベターだ。手軽な副業にチャレンジしてみて、本業との時間の兼ね合いを調整する。本当に可能か、体力的に耐えられるか…。副収入を得る喜びを感じながら、パラレルキャリアの可能性を模索できるなら、まさに一挙両得だ。本業以外の仕事に従事することが自分に合っているかを見極める場としても、副業へのチャレンジは適しているだろう。

次回は、パラレルキャリを実践するビジネスパーソンの実像をみていく。
第一回→ なぜいまパラレルキャリアが注目されているのか

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