働き方

ワーク・フード・バランスを効果的に実践するサービスが誕生

投稿日:2016年8月31日 / by

健康チェック+生活改善指導+健康的食事=ケアプロおかん

健康の基本は食事と運動。どちらも、シンプルながら、継続するとなると多くの人が挫折してしまう。健康的な食事は用意が大変。運動は時間がないのと辛いのがその理由だ。この内、健康的な食事をオフィスで手軽に摂取できるサービスを展開するのが「オフィスおかん」。創業2年で300社以上への導入を実現し、職場の健康を食事面でサポートしている。

業務提携したケアプロ・川添氏(左)とおかん・沢木氏

業務提携したケアプロ・川添氏(左)とおかん・沢木氏

順調に拡大する同社だが、課題もある。健康的な食事をとったことによる結果が分かりづらいことだ。この課題を解消すべく、誕生したのが「ケアプロおかん」。生活習慣病予防と医療費適正化のために「セルフ健康チェック」を手がけるケアプロ(株)との業務提携で実現した。

ケアプロは、手軽に健康チェックができるサービスで、企業の健診などを受けられない人などに格安で健康チェックを実施。“健康格差”を解消するサービスとして、その存在感を高めている。両社の提携により、導入企業は、健康的な食事の定期的摂取に始まり、その効果測定としての健康チェック、そして生活改善指導が受けられる体制を確立することが可能となる。

「ケアプロ様にとっては、健康チェック後の改善活動が難しいこと。我々にとっては、健康的な食事をとった成果が見えづらいことが課題でした。業務提携によって生まれた『ケアプロおかん』は、双方の課題解決につながり職場の健康改善に効果的なサービスになると考えています」とオフィスおかんの沢木恵太CEOは業務提携の経緯を説明した。

どうやって職場での健康づくりを実現するのか

実際に企業が同サービスを導入した場合、どんな形で社員の健康がキープされるのか。ベースは、おかんの配置型の健康的な食事の摂取。その上で、月一回の看護師などの出張訪問で健康チェックの結果を踏まえた生活習慣改善のアドバイスを受ける。具体的には、導入するセット内容にもよるが、例えば「血液ドロドロセット」の場合、血管年齢、肺年齢をツールを使ってその場でチェック、などがある。

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「大企業はともかく、中小企業などでは、健診がないケースも多い。特にそうした企業で活用して欲しい。学校でいえばケアプロは保健室、おかんは給食。職場の健康サービスとしては理想的なモノになると思う」とケアプロ代表の川添高志氏は、分かりやすい例えを交えつつ、力強く話した。

対応エリアは一都三県からで、2017年末までに5000人以上の受診者を目指す。導入コストは、月額6万円~。健康経営を取り入れる企業が増加するなど、企業の社員の健康に対する意識は高まっている。一方で、なかなか健診にいけない健診弱者は3,300万人に及ぶともいわれる。手軽さを最大の武器に、ワーク・フード・バランスの改善を目指す同サービスは、とりわけ健診を実施しない企業にとって、利用価値の高いサービスとして広がっていきそうだ。

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