働き方

フリーランスが正社員と並列になる日はやってくるのか【瓦の目】

投稿日:2016年11月18日 / by 瓦版編集部

働き方の選択肢としてフリーランスの環境整備へ

「雇用関係によらない働き方に関する研究会」の第一回会合が先ごろ行われた。産業構造および就業構造の変化により、正社員という働き方の歪があふれ始めている。右肩上がりの時代の成功法則に捉われない新しい働き方へのシフトは、もはや必然の状況にある。そうした中で、フリーランスに代表される雇用関係によらない働き方への注目度も高まっている。

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研究会では、現状では雇用形態の枠外にあるフリーランスをいかに現行の経済社会システムに適合させ、個人が主体性を持ち、自身の働き方を選択できる環境を整備することに主軸が置かれることになるだろう。多様性が求められる中で、正社員、非正規、フリーランスという雇用形態を各自がライフスタイルに合わせ、並列に選択できるようになれば、育児や介護など働くことに制約がある環境の人材にとっても、大きな励みなる。

 働く選択肢の多様化こそが、働き方改革の肝となる

(株)シグナルトークでは、社員の働き方を正社員、時短、週休3日、業務委託、在宅勤務など、各自のライフスタイルや好み併せ、自由に選択できる制度を導入している。きっかけは採用力強化が狙いだが、自宅の方が仕事が捗る人もいれば、パラレルワークを視野に入れる社員がいるなど、各自がベストのパフォーマンスを発揮できる雇用スタイルを選択できることで、生産性向上などに効果がみられ、有効に機能している。賃金問題も独自基準を設け、公平性を保っており、“同一労働同一賃金”問題もクリアしている。

あくまで一企業レベルの話ではあるが、これだけ多様化が進む社会にあって、雇用形態の選択肢が正社員か非正規のみというのは、あまりに窮屈だ。研究会での議論が、フリーランスの環境整備を促進することを望むとともに、そこを発火点に、もはや正社員は「安定」の象徴ではない。それよりも、多くの雇用形態があり、それぞれが自分らしく、そして仕事に対し主体的に取り組める職業選択をすることが当たり前となる風土への転換が促進されることを切望する。

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