働き方

ブラックな働かせ方がはびこる元凶とは【瓦の目】

投稿日:2016年12月2日 / by 瓦版編集部

徹夜ほど非効率な働き方はない

むかしから徹夜が嫌いだった。夜が更けるほどに明らかに集中力が落ちるからだ。授業も予習・復習が面倒だから、「50分」に全力を注いだ。せっかく教えるプロが若者に時間を割いてくれているのだから、価値があると信じ、目を見開き、耳をかっぽじった。生産性を意識したというより、単にズボラ。だから自分にムチ打った。

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職場ではなぜか「徹夜で資料をまとめないと」と焦っている人を多く見かける。本当に徹夜しているのかは疑わしいが、遅くまで作業をしているのだろう。なんと非効率なのだろうか。決められた時間内で、全力を集中し、作業を終える。体にそうした習慣が染みついているから、膨大な仕事量=「徹夜」という発想は全く起こらない。発想自体がダラダラの元凶だ。

 人間がどうすれば適正に活動できるのか

もちろん、新人時代、パワハラ上司に何度もやり直しをさせられ、終電を逃したこともある。だが翌日には、文句を言って観念させた。この時は、感情に任せて、というより、生産性を意識し、理詰めでキチンとお話した。しばらくギクシャクしたが、いつの間にか仲直りだ。

人間には集中力の限界がある。それを超えれば、ポンコツになる。ポンコツで働くほど非効率なことはない。会社に損失を与える。だから、サラリーをもらう「プロ」を自覚するなら、自分の限界に対する感覚は研ぎ澄ましておく必要がある。

先ごろ発表されたブラック企業大賞のノミネート企業の多くは、長時間労働が問題視された。理不尽に社員を働かせ、体だけでなくその心まで壊してしまう…。経営者が、いつの間にか動物としての人間の感覚に鈍感になっているから、平気でこうした働かせ方をさせてしまうのだろう。気の利いた制度も大切だが、何より重要なのは、正しく活動するための人間の特性をしっかりと理解すること。働き方改革の成功の肝は実はそこ、だ。

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