働き方

無駄0楽しさ100の働き方目指す革新的プロジェクト

投稿日:2015年4月24日 / by 瓦版編集部

働き方を革新するアイディアのプラットフォーム

kakusin

「カクシン」

(株)リクルートキャリア

働き方を変えたい――。漠然とそう思っても、何から手を付けていいのか分からないのが実情だろう。リクルートキャリアが2015年2月にローンチした「カクシン」は、そんなビジネスパーソンの脳みそを激しく刺激する、働き方を変革に導くアイディアのプラットフォームだ。同サービスから透けてみえる、働き方の明るい未来をイメージしてみる。

オープンイノベーションで切り拓く働き方の未来

頻繁に行われる会議をもっと効率化できないか、日々の業務報告に費やす時間を減らせないか、経費処理を簡素化できないか…。ビジネスパーソンにとって、ムダとはいわないまでも、出来るだけ削減したい雑務は決して少なくない。もしカットできれば、どれだけ、業務の質を上げられるか、さらにはクリエイティビティをアップできるか…。

宮崎氏と

プロジェクトをけん引する宮崎氏(左)と古賀氏

例えば、ビジネスパーソンが1年間に探し物に費やす時間は、約150時間といわれる。労働時間を1日8時間として計算するとなんと19日分。営業日換算だと、ほぼひと月分にも相当する。この事例に限らず、こうした業務には直接関係のないちょっとした作業時間が、日常業務の効率化にどれほどの悪影響を与えているのか…。あまりに小さすぎて気付きづらいが、かなりのものであることは言うまでもない。

「カクシンは、仕事の業務プロセスや働く環境の不便をなくし、もっと楽しく働ける未来を創るサービスを紹介するプロジェクト。面倒な作業をゼロにして、楽しく働くを100にする。そんなイノベーションを生み出し、全てのビジネスパーソンや社会に対し、新しい価値を提供し、ワークスタイルの革新に導きたいと考えています」と同社ビジネスデザイン部IoTグループの古賀敏幹氏は、立ち上げの狙いを説明する。

アイディア実用化はユーザーの投票数が大きく影響

まさに、業務の面倒や無駄をなくし、本当に費やすべきことに注力できるようサポートをするための起点となるのが同サービス。ビジネスパーソンが、働き方を考えるために立ち寄るには最高に刺激的な“場”といっていいだろう。具体的には、サイト上に同社が開発した革新的サービスがラインナップされており、ユーザーは、その内容をみて、そのサービスやプロダクツの価値を判断。気に入れば「ほしい!」ボタンで、未来の可能性に一票を投じる。実用化は、その数を目安に判断される。

現在、サイト上に掲載されているのは5つのプロダクツ。リーン開発システム「Leantone」、名刺入れとスキャナーが合体した「ケースキャン 」、ホワイトボードの会議メモをスマートに管理するアプリ「Boarding 」、ワークログを営業管理に活用するツール、Pepperを活用した職場活性化プログラム「Smile Robot」。いずれも業務におけるちょっとした面倒をなくす、テクノロジーベースの画期的なプロダクツだ。

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ここまでで、「ほしい!」数ダントツトップは、「ケースキャン」(左下)。同アイテムのプロジェクトをけん引するシニアプロデューサーの宮崎雄一朗氏は、その要因を次のように分析する。「やはり、見た目に分かりやすいのが大きいでしょうね。それと名刺交換、というビジネスパーソンにとって普通の行為を、その瞬間に名刺管理にまでつなげてしまう利便性が評価されているのだと思います」。すぐにでも「欲しい」アイテムだが、製品化に至るまでには、より多くの「ほしい!」獲得数や生産ラインの確保など、まだまだ乗り越えるべき壁があるらしく、しばらくはガマンだ。

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現状は、同社側のアイディアをサイト上に提示し、それに対してユーザーは「ほしい!」ボタンを押すしか意思表示はできない。だが、将来的には、リアルでの意見交換の場を設けるか、サイト上にアイディアを投稿できる形にするかなど、ユーザーの意見をダイレクトにフィードバックできる体制を整えていくことも検討中という。

働き方革新の震源地になる可能性も

リクルートがハード開発にも挑む、まさにカクシンプロジェクト

リクルートがハード開発にも挑む、まさにカクシン的プロジェクト

働き方を「カクシン」する――。就職支援や転職支援のイメージが強いリクルートキャリアが提示する、「働き方」の未来。カクシンの他、「サンカク」や働き方に踏み込んだ表彰イベント「グッド・アクション」を実施するなど、ここへきてリクルートキャリアは、そのフィールドを拡充している。その背景について同社広報の原ちひろ氏は「これまでリクルートキャリアは、就職や転職という人生の転換期においてのサービスを中心に提供してきましたが、昨今、入社者の定着や育成をサポートしてほしいというニーズが高まっています。弊社では広く「働く」をサポートするサービスを提供していきたいと考えています」と解説する。

いかに働くか。人口減少時代においては、単に企業にぶら下がって働くだけでは、個人はもちろん企業にもメリットはない。新しい働き方へのシフトが進む中で、ワークスタイルにおける試行錯誤は各所でしばらく続きそうだが、「IoT」をキーワードに従来の働き方が内包する“ムダ”にテクノロジーを前面に打ち出したメスを突き付け、実用に近いアイディアとして働き方の未来を示す「カクシン」が、その起爆剤の一つとして、大いなる可能性を秘めていることは確かだろう。


【会社概要】
reccareer社名:株式会社 リクルートキャリア
設立:1977年11月28日 (商号変更2012年10月1日)
本社所在地:〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー
※登記上本社 東京都中央区銀座8-4-17
従業員:2860名(2014年10月1日時点)
資本金:6億4335万円
取扱高:944億2716万円(2014年3月期)
代表取締役社長:柳川昌紀
主な事業内容:社員募集領域における人材採用広告事業/斡旋事業/選考支援事業
[厚生労働大臣許可番号 13-ユ-010258]

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