働き方

「新しい働き方」の最新動向

投稿日:2012年12月3日 / by

円グラフで見る働き方の動向

クラウドソーシングと呼ばれる、ネットで受注と発注を手軽にマッチングするサービスが急拡大している。クラウドソーシングサービスの日本のパイオニア企業「ランサーズ」は、登録会員9万8,000人に対し、業界最大規模の動向調査を実施。2012年12月3日、その結果を公開した。

ネットで手軽に仕事がマッチングできるクラウドソーシングは、ここ3年で急拡大。同社は、2008年12月のサービス開始から3年11ヶ月で、案件総額50億円を突破した。追随する企業も増大し、早くも市場は乱立ぎみに激しくうごめき始めている。

そうした中、サービス利用者の実態が浮き彫りになってきた。同社の調査では、受注者の7割は東京以外のエリア。対する発注側は6割が東京。この結果からは、ネットを通じ、個人や企業の技能や能力と仕事を依頼した企業のマッチングサービスでクラウドソーシングが、見事に機能していることが分かる。

登録会員の年齢も60歳以上が841人、海外の会員852人など、いつでもどこでも誰でもが労働機会を得られるサービスとして、しっかりと認識されている結果が反映されている。さらに発注者の三分の一が個人であり、個人から個人に仕事を依頼する新しい動きも出始めている。

手軽さが大きな魅力だが、会員は業務経験10年以上が過半数を占めており、仕事を受注する個人のレベルは高くなっている。今後さらに普及が加速すれば、より手軽でニッチな案件も生まれ、そこから新たなビジネスが生まれる可能性もあるかもしれない。

クラウドソーシングは、2000年ごろに米国で誕生。“仕事を外注したい企業”と“働きたい個人”をネット上でマッチングする新しいサービス。従来の在宅ワークやSOHOと異なり、案件選びから契約、納品、報酬決済等、一連の流れをネット上で完結できるのが特長となっている。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について