働き方

従業員なしで会社がまわる理由とは

投稿日:2014年4月9日 / by 瓦版編集部
こうしたワークスタイルはパートナーの協力で成り立っている(平城氏撮影)

こうしたワークスタイルはパートナーの協力で成り立っている(平城氏撮影)

サポートは従業員でなく協力メンバー

私が海外ノマドを実現するためにこだわってきたこと。それは極力、『固定の事務所や従業員を持たない』ということです。

現在、パートナーと展開しているビジネスについては、従業員を抱えているものもありますが、私が単独で行っているビジネスについては、従業員はいません。

その代わり、協力してくれるメンバーを募り、『チーム平城』というものを結成しています。

協力といっても、無償ではなく、予め取り決めをした条件で報酬を支払っています。従業員ではないので主従関係はありません。それぞれが空いた時間を使って最大の協力をしてくれています。企業のような強制的な縛りはなく、個々の『人間関係』によって成り立っています。

23歳から感じていた会社の限界

私は23歳で最初の会社に入った時、『どんなにうまくいっている会社でも、ストレスの無い会社は無いのではないか?』と考えました。それは経営者が悪いということではなく、

資本主義における会社という仕組みそのもの限界ではないかと。

誰かが『主』となりその他大勢が『従』となり、時には手を組みながら、時には敵対しながら成り立っているのが会社組織です。どう頑張っても、この組織形態では未来は無いな、と23歳の時から感じていたのです。

そういったこともあって、@SOHOを立ち上げたというのもあります。@SOHOは、個人が企業と対等に取引ができる環境を作りたい、独立するやりがい、充実感、楽しさを伝えたいと考えて運営してきました。

そして無事に1人立ちできた次のステップは、『自分の組織を作ること』です。1人でできることにはやはり限界があります。多くのことを成し遂げたいと考えた場合、やはり人のリソースが必要です。

しかし、既存の企業と同じことはしたくない。最近『ブラック企業』という言葉が出てきましたが、これはやはり会社組織の限界を象徴的に表しているのではないかと思います。絶対的な主従関係を持たない人同士が、アメーバ的、有機的に繋がってビジネスを行っていく。そしてやったらやっただけ、きっちりと報酬も支払われていく。

実現への課題

このような仕組みが実現すれば、関わってくれた皆がハッピーになれるのではないかとずっと考えてきたのです。これを実現させるには、

・どうやって人を探すか

・どうやって仲間になってもらうか

・どういう形の報酬形態にするか

・どうやってコミュニケーションをとるか

・どうやって個々のタスク管理をするか

が課題となりますが、最近これらのノウハウがようやく蓄積できてきました。私はこれを、『ノマド式経営』と呼ぶことにしました。このノウハウについては、来るべき時に公開していきたいと思います。

<追伸>

最近事業が多岐に渡ってきて、業務が回らなくなってきたので、『チーム平城』の体制を見直し、コアメンバーの報酬体系も見直し、追加の協力者を迎え入れました。

これでまたアクセルが踏めそうです!


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

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