働き方

稼ぐには田舎が有利ななるほどな理由

投稿日:2014年8月20日 / by

都会で一旗はもう古い?

まだ都会で貧乏やっているの?

田舎が稼げる理由満載の吉角氏の新刊

都会に出て、一旗揚げてやるーー。かつてほど、その言葉の説得力は薄れているかもしれないが、やはり首都・東京にはなにか可能性があると感じさせる魅力がある。しかし、である。意外にも田舎で生活し、都会以上に稼いでいる人が結構いる。

吉角裕一朗氏もそのひとり。故郷・熊本で年収1億円を稼ぐ32歳だ。高校卒業と同時に上京し、高田道場に入門。ケガで格闘家の夢を断念し、ギャンブルで借金するなど、荒れた生活も送ったが、24歳で帰郷すると起業。立ち上げ時こそ苦労したが、7年目で年商5億円を達成。自身の年収も1億円に到達した。

「意外に思うかもしれませんが、田舎に住んで、都会以上にガッツリ儲けている人って結構いるんです。『頭のいいやり方』を考えて、『欲しい金額』を『自分のペース』で稼いでいます。その人たちは誰一人、青い顔をして、眉間にシワを寄せていません。きちんと稼いで、きちんと休んで、おいしいものを食べて満面の笑みで人生を謳歌しているんです」と吉角氏は言う。

青い顔をして、眉間にシワを寄せ、ロクに休みも取らず、安月給で働きづめ…。東京での生活経験もある吉角氏だけになんとも説得力のあるコメントだが、とりわけ“上京組”でうまくいっていないビジネスパーソンにとってはなんとも耳の痛いメッセージだろう。

なぜ都会より田舎の方が稼げるのか

一体なぜ、都会より田舎が稼げるのか。キーワードはやはり「頭のいいやり方」ということになる。同氏はそのポイントして「出来るだけニッチでダサいものを選ぶこと」と指摘する。理由は「ライバルが少ないし、地味な業界の方が実は儲かる」から。事実、同氏が最初に参入したのは、中古バッテリーの再生販売。確かに地味だ。

地味だから人気がなく、田舎だから若者や優秀な人材が、集まってこない。確かに「頭のいいやり方」である。ブルーオーシャンなのか“僻地攻め”なのか…。とにかく、勝てるところで確実に勝つ戦略だ。同氏がかつて夢見た格闘技の世界で400戦無敗を誇ったヒクソン・グレイシーは、戦場を厳選し、勝てる試合しかしなかったといわれる。まさに究極の負けない極意である。

そもそも、いまや働き方は時間と場所にとらわれない新しいスタイルへとシフトが進んでいる。そうした中で、都会にとらわれないという発想の転換による稼ぐための「新しい働き方」の提案。その極意は、先ごろ発売された同氏の著書『まだ、都会で貧乏やってるの? 熊本で年収1億を稼ぐ32歳の「新しい働き方」』(学研パブリッシングとブックビヨンドパブリッシング:電子書籍)に余すことなく記されている。

特設サイト:http://ebook.gakken.jp/tokaibinbou

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