働き方

ミドルの過半数が本業以外の仕事に取り組むことに興味を持つ意味とは

投稿日:2016年3月9日 / by 瓦版編集部

加速するミドルの複業志向

ビジネスパーソンの複業志向が強まっている。エン・ジャパンが「ミドルの転職」ユーザー673人を対象にパラレルキャリアについて意識調査を実施。その結果、58%が「実践したい」と回答。多くのミドルが、本業以外にも別の仕事を持つことに興味を持っていることが分かった。

pararelcareer

エン・ジャパン調べ

「忠誠心」が象徴だった日本の会社員のマインドも、長引く不況ですっかり様変わりしたようだ。同調査では過半数を超える人が、パラレルキャリアの実践に興味を示し、約4人に1人(26%)は、すでに実践済みと回答。「定年まで本業1本」は14%に留まった。ジワジワと、そして着実に複業志向の会社員が増加していることが分かる。

瓦版の調査でも、副業を「したくない」と回答したのはわずか1%で、ほとんどの会社員が、本業以外の仕事に取り組むことに前向きであることが分かっている。

その理由について、同調査では、「家族に楽をさせるためにはいま以上の収入が必要」(36歳/男性)、「本業がいつどうなるか分からないから」(41歳男性)といった経済的理由を上げるものや「よりたくさんの経験を積みたいから」(38歳/女性)、「自分の選択肢や可能性を確保しておきたいから」(38歳/男性)といったスキルアップを目的としたものが挙がっている。

パラレルキャリア志向が増加する背景にあるもの

副業については、ロート製薬が容認したことで話題になったが、その狙いは「会社の枠を超え培った技能や人脈を還元し、多様性を深めるため」と本業に還元できることをにらんだものであることを明かしている。複業志向の高まりはその意味で、産業構造の変化により、会社員にも複眼思考がより重要になったことも無関係ではないだろう。

それを裏付けるように、同調査では、パラレルキャリアを実践する目的について、7割が「知見・視野の拡がりと人間関係が構築できること」と回答している。自社のことだけを考えることが忠誠心だったこれまでのマインドから進化し、IoTといった文脈の中で、新たな視点も求められるようになり、その延長線上にパラレルキャリアがある、ということかもしれない。

専業そのものを禁止する企業があるなど、働き方の先端をいく企業は、危険を察知し、とっくに副業を解禁している。人口減少、市場縮小、産業構造の変化。少なくともこれらは、確実に到来する日本の未来であり、企業が副業を容認せねば生き残れないことを突き付ける3大要素だ。働く側の意識が変化していることを示すこの結果と併せても、今後、副業・複業が当たり前になることは、確実な情勢といえるだろう。

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