働き方

転職には動画が適している5つの理由

投稿日:2014年12月8日 / by

なぜ動画転職なのか

こんな感じで選考してもらいます

こんな感じで選考してもらいます

先行き不透明な経済情勢の中、転職市場が活性化している。2012年では、年間約590万人がアルバイト・契約社員・正社員として、働きながら転職活動を行っていたといわれる。その際に問題となるのが、「面接の日程調整」だ。在職中の女性の場合、4割が有給を使って転職活動を行っているというデータもある。

こうした状況に風穴を空けるべく新たに誕生したのが動画転職サイトの「リクビュー転職」だ。スマホの普及やYouTuberの認知度向上などもあり、動画の活用が一般的になる中、ありそうでなかった動画に特化した求人サイトとなっている。

「これまでに極小的に動画を活用した求人はありましたが、特化した形のものはないと思います。理由としてはやはり、まだまだ動画を活用する文化が十分に根付いていないことが挙げられます。動画チャットも結局は日程調整が困難です。一方で、ここへきてスマホが広く普及しましたので、動画を活用する障壁は大きく下がってきています。なにより、動画なら、応募者の都合で転職活動できる点に着目し、このサービスを開始しました」と同サイトの責任者である山本氏は動画転職参入の狙いを明かす。

動画による転職のメリットは、一度撮影してしまえばOKという効率性が一番といえる。時間に縛られず場所に制約がない点も、転職活動をする上で大きなメリットだ。さらに地方出身者が都心の企業を受験する場合、移動コストが不要になることも大きい。また、動画による審査のため、第一印象がいい人の場合、不用意に書類審査でふるいにかけられるリスクも軽減する。

応募された動画を選考するイメージ

応募された動画を人事部が選考するイメージ

転職というと、履歴書に華々しい経歴を書き連ねる応募者も多い。決してそれが誇大ではなくても、書類だけでは、どの位のレベルにあるのかまでは判別しづらい。企業側は、そうした真贋を見極める意味で、一次面接というプロセスを踏む。そこで、応募者の話し方や自社に合う人材か、などをチェックする。履歴書に動画が加わることで、そうしたことも確認でき、データのやりだけながら、その精度は大きく向上する。つまり、動画転職は、応募者、そして採用企業双方にメリットがあるのだ。

どうやって使うのか

利用法は非常に簡単だ。動画を撮影し、アップロードするだけ。動画には2パターンあり、15秒版と1分版のどちらかで応募する。撮影方法は、スマホからでもPCからでもOKだ。応募者は、企業からの質問に答え、自己PRを行うのが基本パターン。もっとも、ある程度の自由度があり、応募企業の特性に合わせた個性的なPR動画を作成することもアリ、という。

PR動画は、基本、履歴書・職務経歴書を補足する素材として、一次選考に使用されることになるが、動画のやり取りだけで内定まで行くケースもあるという。まさにネット時代の新しい転職のカタチとして、今後広がりをみせそうだ。そのためには、掲載企業数をいかに拡大するかがポイントなるが、同社では、2015年12月末までに会員登録数3万人、掲載求人数4,000社、4,500求人を目指すとしている。リリース間もないが、すでに180社近くの企業の掲載が決まっており、反応も上々という。

費用は会員、掲載企業ともに無料(成果報酬)。2015年12月末までは、企業の成果報酬も0円の完全無料となっている。  同社では今後、さらにスカウト機能の追加やスマホ専用サイトのオープン、新卒サイトのオープンなども予定しており、動画転職を新たなスタンダードにすべく、次々と手を打っていく予定だ。

 

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