働き方

ウェルネス経営加速させる協議会が発足

投稿日:2015年10月9日 / by

ウェルネス経営の輪を広げる組織が発足

従業員の健康合って経営も健全化する

従業員の健康合って経営も健全化する

社員の健康を財とする「健康経営」の広がりを加速する取り組みとなる「ウェルネス経営協議会」が2015年12月に発足する。発起人は、「ウェルネス経営」に賛同し、従業員の心と体の健康を重要な経営資源として捉え、その増進に全社的に取り組んでいる20社。

社員の健康は経営の安定と拡大につながる――。ウェルネス経営では、これまで軽視されがちだった従業員の健康に焦点をあて、その増進こそが、経営戦略においても重要であり、投資価値のあるものとしている。理解はできても、どれだけの効果あるのか疑わしい…。そうしたことから踏み込めない企業もある中で、同協議会は、その取り組みを国内外に発信することで、活動の輪を拡大する。

成果や研究を積極発信

具体的には、企業で取り組んだ健康増進に関する好事例の発信、従業員の健康と生産性や企業業績の関係についての研究、生活習慣データの一元的管理・蓄積による予防分野の研究、健診受診率向上のための諸活動、食育、運動習慣づくりの必要性を啓蒙する諸活動…などとなる。発起人20社のデータを共有することで、プロセスの改善にもつなげられ、協議会発足によって、ウェルネス経営最適化へも近づくことになる。

従業員の健康管理といっても、「自己管理をしっかりしましょう」と声を大にしてもうまくはいかない。具体的にどんなことをして、それによってどんな効果があるのか。最低でもそこまで踏み込まなければ、成果につながる結果は得られない。そこまでする必要があるのか。そう感じる人も少なくないかもしれない。それでも専門の幹部職を創設し、経営と紐づけて取り組んでいる企業もある。協議会では、まだ十分に浸透していないウェルネス経営の成果を積極発信することで、理解を深め、浸透を加速させる。

なお、設立総会ならびに、「第一回ウェルネス経営協議会」は、2015年12月に開催の予定。

◇「ウェルネス経営協議会」の発起人20社(五十音順)

ANAホールディングス株式会社、株式会社カーブスジャパン、株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン、GLP投資法人、JOYFIT(株式会社ウェルネスフロンティア)、ソフトバンク株式会社、東京ミッドタウンクリニック、日本交通株式会社、株式会社ネオキャリア、ネスレ日本株式会社、ハーマンミラージャパン株式会社、株式会社ファミリーマート、株式会社FiNC、Forbes JAPAN(株式会社アトミックスメディア)、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社、みずほ証券株式会社、株式会社ユーグレナ、株式会社吉野家ホールディングス、ホットヨガスタジオLAVA(株式会社ベンチャーバンク)、株式会社リンクアンドモチベーション

■オブザーバー

・神奈川県
・神奈川県横須賀市

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について