働き方

瓦版選定 2013年 働き方10大トピックス(6位~10位)

投稿日:2013年12月25日 / by

【6位~10位】

2013年も残りあとわずか。働き方をテーマとするWEBメディア「瓦版」でも多くの関連事象を取り上げました。少子高齢化を背景に「働き方」の周辺がうごめいていることをまじまじと実感する1年となりました。今日(6位~10位)と明日(1位~5位)、2回に渡り、瓦版独断の「働き方10大トピックス」をお届けします。今年の働き方の振り返りの参考にしてみてください。


6位:「ブラック企業」が新語・流行語大賞(12月)でトップテン入り

black-office長時間労働やパワハラなど劣悪な労働条件で従業員を使いこなすブラック企業。労基を無視した上に、会社の生き残りしか考えない極悪非道な企業の存在は、水面下では騒がれていたが、有効な手立てもないまま、野放しに近い状態にあった。

そうした中、本や映画などで取り上げられるなど、徐々に表面化するにつれ、社会的にも問題視される動きが大きくなった。それでも暗い話題は、受賞しづらいジンクスもあり、受賞は微妙と思われたが、見事トップテン入りを果たした。

喜ばしいというよりも、「ブラック企業」が、一般に浸透しているワードとして認知されたという意味で、エポックメイキングなトピックとなった。

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7位:ワタミがブラック企業大賞(8月)

ブラック企業として、過酷な労働実態が告発されていたワタミ。前年に続き、ノミネートされた同社は、ネット投票で断トツのトップとなり、一般投票賞とのダブルで大賞を受賞した。企業の選定基準や決定方法はともかく、過酷な労働による犠牲者が出ていることにしっかりと向き合う場として、意義はあるといえる。

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8位 来年度予算で「労働移動支援助成金」大幅増(12月)

政府は来年度予算案に「労働移動支援助成金」に330億円を盛り込み、大幅に増額した。同助成金は、成熟産業から成長産業への労働移動を促すもので、間接的ながら、解雇を容易にするに土台作りともいえる。裏付けるように、社員を維持した企業に支払う「雇用調整助成金」は、半分近く減らされ、545億円となっている。

9位 ワークルール検定スタート(11月)

景気低迷の影響で労働相談が増加している日本。その背景には、労働者側の知識の欠如がある。教育課程の中で、そうして機会がないのだから当然ではある。そこで、労働契約法や派遣法などについて正確な知識を獲得するために「ワークルール検定」が創設された。

10位 労働基準監督局舞台のドラマが放送開始(10月)

6位、7位に「ブラック企業」がランクインしているように2013年は、働き方、特に長時間労働など問題労働に対する意識が高まる1年となった。そうした中で、人気女優主演(水曜夜10時枠)で、労働基準監督局という地味な役所を舞台にしたドラマが、地上波放送されたことは、象徴的だった。結果は数字的に惨敗だったが、「働き方」に対するメッセージとしては意義のある“敗戦”になったといえる。

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☆1位から5位はこちら

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