働き方

都知事選に出馬する家入氏

投稿日:2014年1月23日 / by

お毒 先週都知事選をテーマにしたんだけど、今日もちょっといいかしら。公示日でもあるし。だって、家入一真が出馬するじゃない。働き方の瓦版としては注目せざる得ないでしょ。

猫田先生 彼ほど現代を象徴する生き方の人間もそういねぇしな。正直、当選するとかしねぇとかは、どうでもいい。泡沫候補とは思わんけどな。でも、どれくらいの票が集まるかは非常に関心があるな。今回、20代の若者票が伸びるようなら、まだ日本も捨てたもんじゃねぇって指標になるぜ(2月9日投開票)。

毒舌家

お毒 脱原発とか東京五輪とかも大きな争点だけど、彼の掲げた3つの公約、(1)居場所のある街・東京(2)遊べる街・東京(3)政治に参加したくなる街・東京(ネットを使って)ってのが、なかなか刺さるのよね。いつも壮大すぎてピンと来ないのが多いのに慣れてたけど、スーッと入ってきたのよね。分かってるわ、このコって感じ。

物知り

猫田先生 「政治に参加したくなる街・東京」ってのがいいよな。本当に参加すべき層が参加してはじめて政治だろってメッセージでもあるんだろうな。選挙参謀にホリエモンがついてるだけのことはあるんじゃねぇか。実際、家入氏は今回の選挙で「ネットを使いきる」って宣言してるしな。すでに体の一部のように使いこなしてるし、いわゆる家入チルドレンともいえる、ネット系に精通する優秀な人材も周辺にたくさん抱えてるからな。ホンモノのネット選挙たるものがどんなものかを見届ける意味でも面白れぇかもな。

お毒 中学でひきこもりになって、高校も中退の彼が、社長にまで上り詰め、上場も果たしてる。いわゆる弱者にとっていいロールモデルだし、なんせ説得力があるわよね。いい意味で規格外のルートで上り詰めてるから、今みたいに閉塞感に包まれた状況の中では、可能性を感じさせてくれるわ。「裏五輪」っていうのは良く分からないけど…。

猫田先生 ネットの世界を日常と境なく行き来する彼は、ネットのポテンシャルを熟知している。つまり、お金も名誉も何もなくても、ネットを活用することで這い上がれるってことを皮膚感覚として理解している。彼の背中を見て起業したいわゆる家入チルドレンも何人か知ってるが、みんな発想が斬新でポジティブ。感心するね。ネットで意見を集めて政策決定しよう、なんてことも言ってるようだけど、既成概念に一切縛られない彼の発想と行動力は、凝り固まった日本をいい感じにほぐして、新しい日本のヒントを示す可能性は秘めてる気はするよな。

おっちょこちょい伝衛門 なんだかずいぶんと持ち上げてるようですけど、誰なんすか家入さんって。歌手かなんかっすか?

お毒 いまだに公衆電話を使ってるようなこういう層には知名度がほぼゼロってところが、ネックかもね。

猫田先生 問題は当落じゃねぇ。彼の出馬によって、どれくらい若者の票が増えるかが一番の関心事だな。もっといや、伝門衛門みてぇな層が、彼の主張に何か感じて票を投ずるようなら、当落はともかく、閉塞感に包まれた日本に風が吹くことになるとは思うんだよな。

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