働き方

働く女性が美しさをキープし続ける極意

投稿日:2015年2月18日 / by 瓦版編集部

kato2-1いつまでも美貌を保つ秘訣

魅力学研究所 代表

加藤久美子氏

82歳にしてこの美貌。「美容のスペシャリストだから」。そのひと言でかたづけるにはあまりにも浅い。超未熟児で生まれ、病弱で育ち、30代では生きることさえつらくなるほどの日々を経験している加藤氏。働き方・生き方に迫った前編に続き、インタビュー後編では、加藤氏の美容法に迫る――。

加藤氏の日常

AM5:30。加藤氏の一日は、ほぼ日の出と同じ時刻にスタートする。目を覚ますと、布団の中でモゴモゴと運動しながら、ベッドから離れる。最初にするのは歯磨きだ。「朝一番の歯磨きはとても大切。朝食後も磨きますが、雑菌の一番多いときに磨かないと意味がありません」。この辺りのアクションは、シンプルだが、大いに参考にしたいところだ。

朝食は、和食が中心だが、たんぱく質をしっかりと取ることを心がけている。朝から肉を採ることも珍しくないという。そして、必ず口にするのが、卵と野菜。卵は美容と健康に欠かせない強力な日常食品なので、1日に2、3個は取るという。野菜は手軽に大量に取れる具だくさんのスープにして、ストック。ブイヨンスープや味噌汁にと変化をもたせている。

1日に卵を2,3個食べる理由とは

野菜の大量摂取はともかく、卵を1日に2,3個食べるというのは驚きだが、分子栄養学の見地からすれば、卵はたくさん食べて当然の食品の優等生なのだ。

分子栄養学について解説する加藤氏

分子栄養学について解説する加藤氏

「卵については、コレステロールを気にする方がいますが、卵黄には髪や肌に艶を与えること、脳の神経伝達物質として脳の働きを助けること、その他良いことばかりです。最近ではむしろ、コレステロールが少ないことの弊害がいわれ、脳の構造物質としての重要性が注目されています。細胞の柱の役目をするのもコレステロール。ですから私は、朝食はもちろん、1日に2~3個は必ず取っています」(加藤氏)。

お昼は会食が多いため、特に制約は設けない。ただし、食べきれない場合は、躊躇なく残すようにしている。そして夜は、昼の摂取量によって量を調整。基本は少なめだが、1日に1食は食事を楽しみ、心を和ませるようにしている。また、食事だけでなく、低分子の吸収しやすいプロテインパウダーを1日20~30グラムほど低脂肪牛乳で取っているという。

本質を理解して取り組む重要性

こうして加藤氏の1日の食事をみてみると、一食一品ごとに的確に栄養バランスを考慮し、理想のボディメイキングのために逆算して栄養を摂取していることが分かる。それでいて、楽しみながら、続ける工夫もさりげなく取り入れ、あくまで自然体で行っているから恐れ入る。食事ひとつをとっても、物事の本質を理解した上で行動する、“加藤流”の哲学が貫かれており、そのアンチエイジングな美貌の秘密がハッキリとみてとれる。

「若い方はダイエットがお好きみたいですが、ただカロリーを抑えるだけでは意味がありません。体重は減っても質が悪い。ですから、しっかりとタンパク質もお取りになって、筋肉も付けないといけません。赤みのお肉なんかもしっかり食べた方がいい」と若い女性へ向け、ボディメイキングのアドバイスする加藤氏。この言葉を本気で参考にするつもりなら、しっかりと栄養学を身につけてから実践することが成功への近道となることは言うまでもないだろう。

若さを保つ8つのポイント

それらを踏まえ、加藤氏が著書で挙げる、「若さを保つ8つのポイント」をみてみよう。

・低カロリーで高栄養の食事を心がける
・食事に変化を持たせ、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルを取り入れる。
・脂質のとり方に注意する
・気分の切り替えを素早くし、クヨクヨしない。
・生活リズムをつくり、睡眠をきちんととる。
・適度の運動を心がけ、運動過剰にならないようにする。
・紫外線をむやみに浴びない
・積極的に人生を楽しみ、おしゃれに関心を持つ

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常に向上心を持ち続けている加藤氏

「若さを保つポイント」となっているが、女性が健康的で美しく輝き続けるための極意そのものといえる内容だろう。全ては自分の意識によってコントロールできること。つまり、「自分は若さを保つんだ」と意識を高く持つことで、毎日の行動に意味や意義を持たせ、生活に変化や張り合いを持たせるということだ。

現代は、やることや情報があふれている。漫然と毎日を過ごしていると、あっという間に時は流れていく。だからこそ、自分をしっかりと持ち、やるべきこと、やりたいことを常に思い描き、それに向かっていく姿勢が重要になる。そうした日々の行動の積み重ねが、そのまま容姿にも反映される。加藤氏自身がまさにそれを実践し、証明している。

分子栄養学との出会いで健康体へ体質改善

もともとは病弱だった加藤氏。それが25年前に出会った分子栄養学により、からだの仕組みから美容や健康を理解したことで一変。「もともと元気なのね」といわれる健康美人へと生まれ変わった。その意味では、美容や健康への取り組みに、始める年齢は関係ない。さらにいえば、体質さえも無関係といえるのかもしれない。もちろん何事も早いに越したことはないが、始めたときの意志の強さが何よりも重要となる。

背筋もピンと伸び、前進から若々しさがみなぎっている

背筋もピンと伸び、全身から若々しさがみなぎっている

「長い人生、つらいことは必ずあります。でも嫌なことは引きずらない。寝てスパッと忘れる。あとは気分転換に場所を変える。親しいお友達と会う。その時には愚痴を言うのはダメですよ。楽しむだけ。そうやって自分にいいものを常に探すようすれば、いい循環が巡ってきますよ」とストレスを溜めないリフレッシュ法を明かす加藤氏。その言葉には、しっかりと前を見据え、後ろは振り返らない意志の強さがにじみ出る。

分子栄養学との出会いによって、身体の健康を手に入れた加藤氏。だが、同時に心も健全でなければ、輝く美しさにはならない。働く女性にとっては、そこにスキルも揃えば、職場はまさに輝ける舞台となる。心・技・体。いまの時代に、働く女性にそこまで求めるのは酷なのか…。いや、そんなことはない。目標を設定すれば、そこへ向かって全ては動き出す。ごく普通の主婦を経て、いまに至る加藤氏の生き方は、どの女性にとっても決して手の届かない次元ではない、目標とすべき背中といえるだろう。


〈プロフィール〉加藤久美子 NPO分子整合栄養医学協会健康管理士・血液診断士。
大分県生まれ。25年間分子整合栄養医学を学び実践。医療コーディネーターの立場で医師と連携しながら、カウンセラーとして活動する。通信教育でAmerican Holistic College of Nutritionの学位取得。魅力学研究所所長。美容・ファッションなどのトータルライフカウンセラーでもある。著書には「あなたも十歳若返る」「やせて十歳若返る」(ごま書房)、「腸免疫力ダイエット」(日本文芸社)などがある。魅力学研究所HP:http://kato-miryokugaku.com/

15【あなたもきっと15歳若返る!】
アナタも十歳若返るに最新情報を加え、21年ぶりに大幅に改訂した。「若さを保つ分子栄養学の秘密」「栄養素を十分に取り入れて十五歳若返る」「美しい皮膚には十分な栄養素が必要」、などの情報を加筆し、からだの仕組みについて詳細に解説している。栄養をベースにした若返りのノウハウであり、本質的なアンチエイジング本として、大いに参考になる内容となっている。

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