働き方

今後20年のワークスタイル変遷予測【労働者編】

投稿日:2012年9月18日 / by 瓦版編集部

ワーカーがとるべき行動とは(~2033年)

ワークスタイル、つまり働き方は時代とともに変貌を遂げている。その変わり目には常に大きく2つの動きがある。ひとつは技術や生活水準の向上。そしてもうひとつは市場ニーズの変化だ。いままさに、日本は大きな変遷の過渡期にある。働く側(労働者)、働かせる側(企業)の両サイドから、瓦版編集部が今後20年の変遷を予測してみる。テーマが壮大なのでカテゴリーは大きく4つに分類し、各カテゴリーごとに検証する。

労働者編

高齢化(シニア)

高齢化は労働者に大きな決断を迫る要素といえる。つまり、すでに高齢者であるなら、まだ仕事を続けるのかどうか。若者にとっては、そうした高齢労働者を素直に受け入れることができるのか、という点だ。すでに十分に会社から恩恵を受けた高齢者と最初から企業に厳しい現実を突きつけられている若者の温度差は想像以上に大きい。

若者はサラリーマンに見切りをつけ、起業に走る選択肢もあるが、日本にはいまだ大企業神話がはびこることは否定できない。そうした状況の中、ミクロレベルで働ける環境が整備されつつある側面もあり、ここ20年で確実に大きなうねり、つまりワークスタイルの変革が起こりそうである。

世界を目指すワークスタイル

グローバル

グローバル化が労働者にもたらすのは、国内だけに目を向ければ、負の要素が大きいといえる。国内の単純作業が賃金の安い海外に流出するだけでなく、海外からはバイリンガルの優秀な人材が流入してくる。ただでさえ厳しい労働市場をグローバル化はさらに圧迫する。

プラス面を考えるなら、海外に目を向けやすい土壌が醸成されるといえるが、仮に海外進出を決断したとしても語学は必須であり、誰にでも門戸が開かれているとは言い難い。ただし、ネット環境の格段の向上で、国内にいながらにして海外との取引も容易になっており、悲観的要素ばかりではない。今後20年で海外との取引は、個人レベルでもより一般的となっているだろう

環境・エネルギー

労働者にとって、環境・エネルギーは、どちらかといえばプラスに作用するカテゴリーといえる。地球にやさしい、は人類誰もが関心あるテーマであり、研究・開発、啓蒙など、新たな職業や視点が生み出される期待がもたれ、現に大きく動いている。代替エネルギーの発掘や開発もビジネスとして大いなる可能性を秘めるだろう。

一方で、従来のエネルギー関連においては職が消失する可能性もあり、そうした点が負の側面といえる。環境負荷低減の観点から、通勤や出張などのネット代用など、働き方にも影響を及ぼす可能性はある。20年後には出張が今の半分以下になり、ネット会議が主流となっているかもしれない。

テクノロジー

技術の進化は、労働者に大きな可能性を与える。ネットひとつをとっても、これまでは会社単位でしかできなかったことが、個人単位でも可能になっており、やる気次第で自身の価値を自分で“マネタイズ”できる。タブレットやスマホの普及で、時間や場所にとらわれず、いつでもどこでも仕事ができる環境が整いつつある。もちろんそのエリアは、国内だけにとどまらない。

ただし、こうした環境を生かすも殺すも全ては、個人のやる気と力量にかかっており、これまで以上に“個性”が価値を持つ時代になるだろう。いずれにせよ、この20年でいわゆる「職場」の概念は大きく変わるだろう。

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