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販売女子が働き続けるためにいますぐ変えるべき「ありがちな考え方」とは

投稿日:2016年6月23日 / by 瓦版編集部


高離職率の販売女子が明るい未来を築くためには

販売女子の未来を明るくするキーワードは「こうありたい」--。(株)リクルートジョブズが企画・運営する女性のための転職・求人メディア「とらばーゆ」は2016年6月22日、都内で販売職の女性の活躍支援を目的としたワークショップ「販売女子の未来を語る会」を開催。約3時間のイベントを通してみえてきたのは、働き方の固定観念からの脱却だった。

総務省の労働力調査の最新版によると、販売職で働く女性は約263万人。女性就業者の11%を占める。ところが、大学・大学院卒の正社員では、3年未満の離職率が43.2%と女性全体の平均より高い数値となっている。

その理由について、とらばーゆは「販売職は、1店舗あたりの社員人数が少ないことで孤立し、横のつながりが持ちづらく、店舗で社員が自分だけ、というケースも多くあります。MUSTでの役割意識が醸成されやすく、意志が持ちづらい、発言しづらいなどが考えらえます。そうしたことなどから、将来のライフステージの変化との両立不安や身近にロールモデルがおらず、仕事を長く続けるイメージが持てないという声も多く聞かれます」と解説する。同イベントは、そうした課題を受け、販売系の4社合同で行われ、在籍する23歳から43歳の女性社員約50人が参加した。

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感じたことを付箋に書き出し、議論を煮詰めていった

最初に、ロールモデルとなる先輩社員が、入社当初にどんな仕事していたのか、仕事をすることでの苦労・うれしかったこと、1~2年後、5年後、10年後の「ありたい姿」などを語り、その後、参加者がグループに分かれ、ディスカッションを行った。

「こうあるべき」から「こうありたい」へのマインドチェンジ

先輩社員からは、「夫や同僚に助けを求める」、「時には手を抜く」、「優先順位を明確にする」などのアドバイスが送られた。それらを受け、参加者からは「先輩の『こうあるべき』から離れ、厳格にルールを厳守するだけでなく、社外とのつながりも必要と思った」という声や「いままでは言われたことは何でもやってきたが、いい人ぶるのを止めたい」という決意表明が飛び出すなど、白熱した議論が繰り広げられた。

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「こうありたい」をそれぞれが書き出し、チーム内で共有した

社会人になると、会社のルールや先輩の指導が絶対、というムードに飲み込まれがちだ。販売職ではとりわけ、孤立しやすい職場環境となるケースが多く、どうしても視野が狭くなる。一定期間はそれも重要だが、いつまでもそんな状態では息が詰まる。3年未満で辞めなくとも、ストレスがジワジワと体をむしばんでいく。そうではなく、「自分はこうありたい」--。つまり、主体性を持って業務に取り組むことで、やりがいが生まれ、仕事への意欲も高まり、視野も広がっていく。女性の場合は、結婚や出産・育児などライフイベントも多く、主体性を持って働かなければ、安心して働き続けるベースさえ築けない…。

結婚6年目のある参加者は「いずれ子どもを産みたいし、仕事も続けていきたい。これまで仕事のキャリアップについては人に話せたが、ライフプランについては言えなかった。部下も女性ばかりなのでしっかり言えるようにしていきたい」と明かしたが、販売職で働く女性にとって、「こうあるべき」という固定観念が結果的に自分を苦しめることになりがちな実情が、この日の議論から浮かび上がった。働き続けることを前提にすれば、本来、自分がどうありたいかが明確でなければ、ライフプランを立てる以前に周囲に振り回され、疲弊するだけだ。

司会を務めた小安美和氏は「日本人は、『こうあるべき』という考えが好きだが、そうではなく、どうありたいかを考えて欲しい。それを口に出すことで周囲も応援してくれるし、言わないと応援したくてもできない。きょうをきっかけにぜひ、『こうありたい』という考えをもってください」と総括した。とらばーゆ編集長の福中咲子氏は「あの日があったから一歩を踏み出せた。きょうがその日になればいいと思います」とエールを送った。

なお、同イベントは計3回行われる予定で、第二回が7月~8月、第三回は来年1月となっている。

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