職業

ワークライフ未来予想図 File.2 <ネオライター 後編>

投稿日:2013年11月25日 / by 瓦版編集部
ライターの仕事は多様化が進む

ライターの仕事は多様化が進む

ネオワーカーの生き方

インターネットが普及し、個人が情報を発信できる時代が来ている。人が持つスキルや情報を、他人が評価することも容易になってきた。そんな中で、他人から一つの才能を見出され、それを職業としている人間がいる。すぐ先の未来では個人が自分だけの武器を持って仕事を得る時代がやってくるだろう。そんな未来の予想図を描いてみよう。


自分がライターという職業を選んだ理由は、一応前職でも文章を扱う仕事をしていたからという一点につきる。ライターといってもバンバン取材に行って、バンバン写真を撮って記事を書くという敏腕ライターではない。黙々とインターネットを使って物事を調べながら、それについてゴニョゴニョと与太な文を書くというライターである。クオリティも低ければ、報酬も低い。それでも私は今日も一日中文章を書いている。

クラウドソーシングというサービスを使えば、お金にさえ文句を言わなければ仕事は幾らでもある。自分には興味のない物事でも、そのテーマに沿ってある程度書くことができれば、それで一件100円~500円といった報酬が貰えるのだ。

このサービスに出会った当初、特に生活に困ってない私としては、こんな単純なことをしてもお金が貰えるのか!と感心したものだ。今となっては負担になっている部分もあるが。

安かろうがクオリティが低かろうが、一日の時間を存分に使いながら仕事をこなすだけでも、月に10万は貰えている。管理画面に上がってきた仕事は、どんな仕事であろうとも受けるようにしているから、サイト内での評価もうなぎ上りである。私はその評価にのみ、優越感を感じている。

たまに一件1,000円以上の割のいい仕事もやるが、割のいい仕事ほど手直し依頼がたくさん届くので、ただ単に文章を垂れ流すだけの作業を好んで行っている。

しかし、最近は一件あたりの値段が下がってきたように思える。始めた当初、報酬の最低ラインは100円程度だったのが、今では30円というものまである。やることは変わらなくても報酬は3分の1以下に落ちているのだ。

こうなってくるともう、この作業自体が自分の時間と労力に見合わない作業に思えてくる。当面はライターとしてベッドにもぐりこみながらカタカタと文字を打つ作業をしていくつもりだが、今後はまた何か考えなければいけない日々がやってきそうだ。

それに、ライティングに対して教育も受けず、表立ってアピールできるような文章を書いた実績もない自分が書いた、駄文が世の中に流布されることに対して、多少の罪悪感さえ覚えてくる。

ちょっとライティングについて勉強してみようかな?なんて思ってもみたが、すでに手遅れな気もしている。それよりも、もっと自分にできることがないか、私は今日も考えあぐねている。

<前編はこちら>

<豆知識>

ライティングと呼ばれる仕事については現在15万件以上の募集がある。中には専門性が高く難易度の高い仕事も存在するが、多くは誰にでもできそうな、ちょっとした文章の作成といった仕事が占めている。そのため、実績を持たない人でも気軽に応募することができるようにはなっている。しかし、仕上がりのクオリティはどうしても低くなり、料金設定もそれに見合ったものとなっている。それらの仕事した全ての人間をライターと呼べるかどうかは別として、それだけでライターと名乗っている人間は数多に存在する。

 

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