職業

人手不足が深刻な業界

投稿日:2013年7月3日 / by 瓦版編集部

おっちょこちょい伝衛門 大変です、人手不足で困ってます!。

お毒 製造業は大量リストラで大変だってのに、人手不足だなんて、うらやましい限りじゃないの。あんたが仕事サボってるから業務がだぶついてるだけじゃないの。

伝衛門 違げぇますって。困ってるのは建設業界。長年の建設投資の減少による市場環境の厳しさから就労環境が悪化。さらに高齢化と若年者入職者が減少していて大変なんすよ。

お毒 全体としては労働者は余り気味でも結局、キツくてお給料の安いお仕事には人が集まらないのよねぇ。介護業界だって同じ様な状況らしいからね。こういう背景もあるから、国も“雇用の流動化”なんて言いはじめてるけど、だからって、大手製造メーカーをクビになった社員が建設業界にいくわけでもなし、必要とされているわけでもなし…。流動化どころか動脈硬化ね。ホントに困った状況になったものねぇ。

猫田先生 建設業界人手不足については、伝衛門の言うとおりなんじゃが、深刻なのが、産業の存続に不可欠な技能の継承も困難になりかねないってことなんだな。建設業の就業者は55歳以上が約34%。一方の29歳以下は約11%。これは全産業の平均と比較してもかなり深刻な数字なんじゃ。10年後を考えるとかろうじて若年就労者が残っても、技術を伝承するベテランが引退してしまって、技能が途切れてしまう。これを防ぐには、少なくとも50万人は10代から20代の技能労働者を補てんしなければならんのじゃ。

毒舌家

お毒 それは厳しいかもね。いくら仕事が少ない時代とはいえ、いまの若者でそれほどの数が建設業へ流れるなんて想像できないもの。「それならコンビニでバイト」って子ならいくらでも頭に浮かぶけどね。一体どうすんの?

物知り

猫田先生 国の対策としては、戦略的広報による建設業による魅力の訴求や助成金の支給。人材育成については、ものづくりマイスター制度を活用した実技指導や助成金の支給などだな。賃金の引き上げなども検討はしているようだ。とにかくあの手この手で、策は講じているが、状況は厳しいな。

伝衛門 「建設業は国の発展を支えるやりがいのある仕事です」なんて、PRでもするんっすかね。子供だましじゃあるまいし…。いっそのこと、ロボットでも開発すりゃいいんじゃねぇすっか。もうあったりもするんでしょうけど。重労働はロボットに限るでやんすよ。介護業界でも一部で活用事例があるようですし。

お毒 悪くはないけど、なんだか、高齢社会に待ち受ける嫌な未来図って感じね。ひと気のない街でロボットが無機的に作業し、乾いた音だけが響き渡る、みたいなね。いまは建設業がクローズアップされてるけど、ほかの業界にだってこうした問題は、じわじわ広がっていくんじゃないの。ま、アタシは、進化は受け入れるタイプだけどね。ただし、オトコだけは、ロボット化は断固ノー。絶対に生身じゃなきゃダメ!

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