働き方

夫婦の亀裂と働き方の悩ましい関係

投稿日:2016年5月26日 / by 瓦版編集部

お毒 「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」。第9回第一生命サラリーマン川柳の第一位の句だけど、生々しいわね。ドローンって言葉が入ってるから旬な感じはするけど、昔からよくある退職後の老夫婦の末路よ。
毒舌家
猫田先生 そうだな。ただ、これからどんどん退職シニアが増えるから、熟年シングルが大増殖ってなるかもな。そうなりゃ、オメェ―が前から言ってたシニア専門スナックが繁盛するんじゃねぇか。

お毒 カラオケの歌詞の文字サイズを大きくして、補聴器も用意しておかないといけないわね。あとオムツと消臭剤もね。

編集部ニシ 夫婦の危機は何も退職後だけじゃないですよ。産後もヤバいんです。マクロミルが産後1年以内の男女に夫婦コミュニケーションに関する調査を行っています。その結果、大きな意識ギャップが明らかになっています。特に子育てに関しては深刻です。妻が夫に求めていることの1位は「子どもともっと遊んで」(31%)、2位が「帰宅時間を早めて」(30%)。一方、男性側が「妻が自分に求めていると思うこと」の1位は「妻の話をもっと聞くこと」(51%)、2位が「妻の悩み・課題を解決してあげること」(35%)。互いの視点が完全にずれているんです。

へん0

お毒 男って仕事はできるのかもしれないけど、そういう部分の感覚がダメな人、多いのよねぇ…。

編集部ニシ 結局、妻からすると働き方を改めて、ちゃんと子供との時間もつくってちょうだいってことなんです。妻が不満だから、単純に妻を支援するじゃなく、こどもができたんだから、家族というものとして課題に向き合って、ってことなんですよね。

猫田先生 ワシもむかし家事を手伝ったことはあるが、「汚れる」、「ちゃんとやれ」とかうるさいから、気分悪くなって、以来手伝うのをヤメタ。ホントに難しいよ、嫁の意向に沿って家庭で動くってのは。

編集部ニシ 確かに。でも、厚労省の調査ではひとり親世帯になった理由の一位は「離婚」。しかも、その時の末子の年齢は0~2歳が最も多いんです。なので、産後クライシスを看過するわけにはいかないんです。調査に協力した、子育てと仕事の両立に詳しい、(株)ここるく代表の山下真実氏は「言葉の話せない乳児を育ている妻は、大人とのコミュニケーションが不足しやすい状況にあります。その意味で夫はコミュニケーションにおける命綱。しっかり妻の話を聞いてあげて欲しいと思います。穏やかに耳を傾けるだけでも十分です」とアドバイスしています。

猫田先生 育メンといってるけど、会社休んで子守するだけじゃなねぇってことだな。その辺が分かってくれば、少しは育メンの浸透速度が上がってくるかもしれねぇな。
nekodaBup

お毒 育メンよりイケメンでいいわよ、アタシは

編集部ニシ そんなこというから、いつまでも社会が変わらないんです。男にとっては面倒なことが増える感じですけど、女性が活躍する社会っていうのは、男性も変わらないと実現しないんですよ。

猫田先生 なんか納得できネェけどな。どっちもどっちだろ。

お毒 とにかく、このままじゃ、妻ドローンかパパドローンが増えそうだから、日本の離婚率がパーンっと上がっていくことになりそうね。決していいとはいえないことだから、総活躍の前に“一億総気づかい社会”にならないとね。

 

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