働き方

誰もが“自分らしく働く“ことは可能なのか

投稿日:2016年8月9日 / by 瓦版編集部

アラサーバイト記者が考える「自分らしく働く」とは(3)

なぜ、自分らしく働きたいのか――。それは、人間は個々がそれぞれの価値観を持っているからに他ならない。一律のルールや価値観で縛ることには無理がある。一方で企業は、収益を上げねば経営が立ち行かなくなるという宿命を背負う。両者に矛盾がある限り、会社組織の一員として自分らしく働くことは理想論でしかない…。まさに脳みそに汗を流し、悪戦苦闘の末、アラサーバイト記者ふっちーが辿り着いた結論とは。

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みんなが互いを認め合えば、誰もが幸せに働ける

現代社会において、働いている人の全員が自分らしく働くためにはどうすればよいのだろうか?そのためには、一人ひとりが「寛大な心」を身に着けることが大事だと思う。具体的には働いている人間全員が、それぞれの働き方を肯定し、受け入れるだけの度量や心意気を持てばいいのだ。労働の目的は人それぞれだが、互いに認め合う心さえあれば、誰もが働きやすくなるのは想像に難くないだろう。

「たくさんお金を稼ごう」、「生きられる分だけ稼ごう」、「フリーで働こう」、「色んな仕事を掛け持ちしよう」、「不労所得だけで喰っていこう」…。これらの働き方を全部肯定しよう。みんな違って、みんな良い。「私はこれを目的に働いているのだ」ということを社会全体として公言しやすいムードになれば、必要以上に自分を抑える必要もなくなり、自分らしい働き方も見つけやすくなるのではないだろうか。

社員は全員同じ思考回路でなければならない

とはいえ、働く人全員がこの考えを持つのは困難だ。なぜなら、社員全員の考え方がバラバラでは、会社の運営はままならないからだ。憲法によって思想や良心の自由が認められている日本においても、会社で働く上では経営方針にそぐわない異端な考えを持つ人間は不要だ。例えそれで結果を出していたとしても、統制を乱す異分子は、目障りでしかない。このように、会社では働き方や考え方においては、残念ながら多様性が認められることが少ないのが現実だ。

自分らしく働ける職場を見つけよう

以上のことから、自分らしい働き方という側面においては会社勤めよりも、考えを誰にも強要されない自営業の方に分があるといえるだろう。それでもあえて会社に属した上で自分らしく働く場合は、どうすればいいのか。自身の考え方や働き方を認めてくれる会社を探すのが賢明といえるだろう。利益を追求し続けるのが会社という存在だが、自らの仕事観と会社の経営方針が合致する職場だって必ず存在する。そうした環境で働くことができれば、そうでない企業にいるよりもずっと自分らしく働けていると実感できるのではないだろうか。

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昨日よりもほんの少し快適な職場に

しかしながら現代においては、そのような理想の会社を見つけるのも、転職するのも容易ではない。求人サイトを目を皿にして眺めていても、そこまではみえないからだ。ならば、「現在の職場で自分らしく働く」にはどうすればよいのだろうか? 人によって労働環境は異なるため、一概にはいえないが、私は自分が働きやすいように、ちょっとだけ職場の環境を変化させることが重要だと考えている。

それはなにも、人事異動や配置換えをお願いするような規模の話ではない。嫌いな上司や同僚を辞めさせるような物騒な話でもない。職場に対し、少しだけ仕事をしやすくなるよう手を加えるだけでいいのだ。デスクに好みの観葉植物を置いたり、決まった時間にお茶を飲むようにしたり、ほんのちょっと仕事が楽しくなるようにするのが理想だ。この小さな工夫を積み重ねることで、会社を自分らしく働ける環境に近づけることができる、と私は考えている。

本当にささいな“アクション”だが、ただただ愚痴を吐露しながら仕事に向かうよりは遥かに建設的だろう。「果報は寝て待て」という言葉があるが、なにもせずに幸運が訪れるのを待て、という意味ではない。幸せを掴むためには、まずはしっかりと人事を尽くさねばならないのである。自分らしく働くために、自分を変えるのは本末転倒だ。だからこそ、ささいなことでも自らの手で変える努力をする。その行動そのものが自分らしさだし、もしもその結果、本当に会社が自分らしく働ける環境に変われば、こんなにハッピーなことはないではないか。(了)

アラサーバイト記者が考える、「自分らしく働く」とは(1)

アラサーバイト記者が考える、「自分らしく働く」とは(2)


<バイト記者プロフィール>
パソコン一台片手に、仙台から上京すること丸9年。半年間の無職生活に始まり、漫画の執筆、中華料理屋でのバイト、一般商社で事務…など、一通りの“職”を体験。だが、未だ自分の道は見えずじまい…。現在は、正社員のススメを拒絶して、アルバイトとして瓦版編集部でライター業に携わる。余計なことは考えず、目の前の道をただひたすら踏みしめるように歩む様は、まさに自由気まま。趣味は、銭湯巡りとレトロゲーム。大好物は鰻丼。舟和の芋ようかんにも目がない。なぜかほのかに昭和臭が漂う、準フーテンのアラサー男。

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